*invitation4*



*一期設定
*わたくし、CBという組織についてよくわかってません(爆)
でも上層部とかあるよね多分
トレミーメンツより偉い人いっぱいいるよね多分


許せる方のみど〜ぞ




ライルを引っ張り出し握り合った手はそのままにキャットウォークを進んでいると、ドアの開く音が耳を打った。

ひょこりと姿を現したのは整備士のイアンだ。
イアンは笑おうとした表情を驚きに歪め、口をパクパクと開閉させる。

「ただいま、おやっさん」
「あ、あぁお帰り…っじゃない!なんだそりゃ?!」

ライルを指差し大声を上げるイアンを手で制し、歩み寄って肩を抱く。

「俺が世界で1番愛してる人間。俺の双子の弟で名前はライル。連れてきちまった」
「な、な、な、な、なんじゃそりゃあああああああ?!!」
「また後で説明するよ、多分。じゃあ急ぐからさ」

イアンの絶叫に苦笑し、呆然とするライルを引っ張りイアンの横を通り抜けた。

「に、兄さん、あんなんでいいのか?」
「あぁ。おやっさんは障壁にならねぇからな。問題は…」

艦長であるスメラギと、規則に厳しく融通のきかないマイスターのティエリアだろう。
後はまぁ良い意味でも悪い意味でも干渉しない奴が多い。

「とりあえず着替えて、お披露目だな」
「…つうか、その、愛してる、とか…公言していいわけ?俺ちょっと…いやかなり抵抗あんだけど」
「抵抗ないね。だって愛してるし」
「…タラシ…」















自室に向かう道中、幸いにも誰にも出くわすことなく辿り着いた。
自室に入った途端に跳びはねて騒ぐ球体にライルが悲鳴を上げる。

『ロックオンオカエリ!ロックオンオカエリ!』
「ぎゃあ?!」
「はははっ、ただいまハロ」
「な、な、なにそれ?」
「俺の相棒の、ハロ」
『ロックオン?ロックオンフタリ、ロックオンフタリ』
「違う違う、こっちは弟のライル」
『ライル!ハロシッテル!ロックオンライルアイシテル、ロックオンライルアイ シテル』
「なっ……」
「あははー…ハロにはちと漏らしちまっててな?」
「アンタなぁ…機械とお喋りしてんのかよ…」
「こいつは人口知能AIロボだぞ?凄いんだぜ」
「へぇー…ま、よろしくな、ハロさん」
『ヨロシクナ、ヨロシクナ』

ハロと戯れるライルが可愛い。
思わず真顔になり見詰めていると、ライルに思い切り顔をしかめられた。

「さ、さて、着替えるぞ」
「おぉ…」

無意識に二人して後ろを向き着替えを始める。
チラリと盗み見れば、真っ白な背中が眩しく感じた。
滑らかに動く肩甲骨に思わず指を伸ばす。

「うひゃっ?!」
「わ、悪いつい」
「び、びっくりさせんな…」
「悪い悪い…あぁ、なんかやべぇな」
「な、なにが…」
「すげぇムラムラする」
「…………ちょ、待て、待て待て」

振り向いて両手を突っぱねるライルにジリジリとにじり寄った。
腕を掴み、引き寄せ抱きしめる。
お互い上半身裸で、ぴったりとくっついた胸から喧しい心音が伝わってきた。

「に、兄さっ…」
「…はぁっ…ライル、ライルだ…ライル…」
「う、うん。わかったから…」

控えめだが離れようとする身体を強く抱き、首筋に噛み付く。

「いっ?!」

ビクリと固まる身体を撫でて、そのまま首筋を強く吸い上げた。
白い肌に残ったのは、歯型とキスマーク。

「…ごめんな、我慢しきれなくて。着替えようか」
「…ア、アンタばっかずるい」
「え?」

言うや否やライルの腕が腰に周り、首筋に思いきり歯を立てられる。

「いってぇ!」
「ふん、これでおあいこだ」

それは恋人同士の甘いもんなんかじゃなく、本気の歯型だった。
痛む首筋を撫で苦笑する。

「激しいなぁお前は」
「うっさい、あっち行けもうっ」
『ナカヨク、ナカヨク』

唐突に割り込んできた第三者の声に二人してギョッとする。

「ハロッ」
「今の見てたのか?!」
『ミテタ、ミテタ!ケンカダメ、ケンカダメ』
「ケンカじゃないからな、ハロ。それと今のは超極秘事項だ」
『リョーカイ、リョーカイ』

やっと着替えが終わり、ライルは俺の格好を見てとてつもなく何か言いたそうな顔をしていた。
ライルはパイスーの下に着ていた黒のタートルネックを新しいものに変えただけだ。

「なんだよ?」
「いや別に…。センス変わってないんだなぁって思って切なくなっただけだよ… 」
「ものすげぇ残念そうな顔すんなよっ」
「黄緑色はないわぁ…」
「失礼なっ!ったく…気を取り直して…おっと、今は深夜か。スメラギさんは… 起きてる日だな」

回線を開きスメラギに繋ぐ。
すぐさま応答したスメラギは気怠そうに酒を煽っていた。

『お帰りなさぁいロックオン。なにかしら?』
「呑んでるとこ悪ぃな。ちょっと話がある。ブリーフィングルームまで来てもらえるか?」
『わかったわ、すぐでいいの?』
「あぁ頼む」

俺達は普段グリニッジ標準時間で動いているため、他マイスターは就寝中だろう。
普段なら俺も簡単に報告を済ませ夢の中だ。
不安げに佇むライルの頬にキスをして、手を引きブリーフィングルームへ向かった。















「…とんでもないことをやってのけるわねぇ貴方」
「そりゃどうも」
「褒めてないわ。わかってるの?これは大問題よ」
「わかってるさ。罰なら受ける。でもコイツを放り出すことは死んでもさせねぇ 」

腕を組んで今まで酒を飲んでいたとは思えない程鋭い視線を向けるスメラギに、 負けじと視線を絡める。

「…放り出せるわけがないでしょう。ガンダムに、トレミーに足を踏み入れた一般市民、しかも貴方の兄弟。極秘事項を知った部外者を」
「例えライルが地上に戻ったとしても、俺達のことを売るようなことはしない。 絶対にだ。そこは信じてくれ」
「そんなこと問題じゃないわ。上層部に知れたらどうなるかわからないわよ」
「…俺はもうライルと離れられない。お前さん達が敵になるなら、俺は全力で戦う」
「…本気なの?」
「あぁ、本気さ。ライルは俺が守る。…刹那達と戦うことだって厭わない」

暫く無言の睨み合いが続き、スメラギが肩を竦めて目を伏せた。

「仕方ないわね…。上層部には極秘ということで、こちらはあくまでも保護というカタチで処理します」
「ミス・スメラギ…!悪い、恩に着る」
「まさか貴方が誘拐を働くなんて思いもよらなかったわ、意外と情熱的なのね」
「誘拐って…」
「あ、あの…」

ライルが控えめに口を開き、一歩前へ出る。
真っ直ぐにスメラギを見詰めた。

「ここに置いてくれるんだな?」
「えぇ。大事なマイスターを敵に回すわけにはいかないし、あそこまで貴方の必要性を説かれたら納得せざるを得ないわ」
「…ありがとう」
「ライル…」

ライルはスメラギに向け深く頭を下げた。
スメラギはくすりと笑い、ことさら明るく声を上げる。

「やだ、そんなにかしこまらないでよ!私としては飲み相手が出来て嬉しいんだから」
「飲み相手…?」
「おいおい…」
「だって戦力外の人間を酔わせても叱られないじゃない?それくらいのメリットをくれなきゃやぁよ」
「ライル、この人はものすげぇうわばみだかんな」
「マジかよ…」
「うふふ、早速明日にでも付き合ってもらうわよ!あぁそうそう、でも下働きは してもらうからね」

スメラギは手元の端末からスクリーンを展開してなにやら操作した。

「…えーと、イアンの手伝い、マイスターのサポート、これくらいならしてもらえるかしら?」
「内容は?」

スメラギの手元を覗き込むライルは、よく盗み見た商社マンの顔つきをしていた 。
俺としてはなにもせずに俺の側にだけいて欲しかったがそうもいかないだろう。

「……ん、大丈夫だ。なんとかやるよ。でもサポートっていうのは?」
「簡単なことよ。シュミレーションが終わったマイスターにドリンクとかタオルを渡してあげるとか、データ管理を手伝うとか」
「運動部のマネージャーみたいなもんか」
「そうそれ。ふふ、そういう会話するの久しぶり」
「俺なんかでよけりゃいつでも話し相手になるさ。…頑張るよ、ありがとうな本当に」
「どういたしまして。マイスター達への紹介は明日でいいわね。ロックオン、覚悟しておいた方がいいわよ」
「わかってるさ…あの堅物をなんとかしなきゃな」
「私も協力してあげるから。さ、もう寝なさい」
「あぁ、行くか、ライル」
「オーライ」

スメラギに背を向け、ブリーフィングルームのドアを開く。

「あ、貴方達」
「「ん?」」
「トレミーの風紀は乱さないでよ?」

悪戯っ子のように笑い、ウインクをしてきたスメラギに二人して固まった。
硬直から先に抜け出したのはライルの方だ。

「ふ、風紀って…」
「あらやだ、わかってないとでも思った?貴方達が普通の兄弟愛だと思ってるとでも?まだ未成年もいるからね。とりあえず、二人共その首筋なんとかしなさいよ」
「っ!!兄さんっ!」
「俺かよ?!」

怒りの矛先がこちらに向かって焦る。
確かに先に仕掛けたのは俺だが

「ロックオン、体調管理はしっかりね。寝不足なんて以っての外よ〜」
「ああもう油を注ぐな!」
「ふふふ、おやすみなさーい」

勘の鋭い女性ほど怖いものはない。
そう再確認しつつライルを宥めて自室へ戻った。











「バンソーコー」
「はいはい…」
「……兄さん」
「ん?」
「なんかさ、意外と普通な感じで驚いてる」
「…あぁ、メンツが?」
「ミス・スメラギも普通に魅力的な女性だ。さっきのおじさんも、人が良さそうだった…」
「俺達はイカレてるわけじゃない。皆それぞれ腹に何かを抱え込んで、悲壮なまでの想いでここにいるんだ」
「…そ、か…そうだよな。誰もなにも悪いわけじゃねぇんだよな…」

俯き呟くライルを抱き寄せ、頭を撫でる。

「兄さん…俺は、CBには賛同していない。暴力は暴力だ、いいも悪いもない。 矛盾だらけだと思う。
……でも俺には、世界をどうこうする勇気も実力も、思想すらない。だから俺は…兄さんにだけついていく、兄さんだけを信じる」
「…あぁ、わかった。嬉しいよ、俺を信じてくれて」
「兄さんが世界を変えるなら、俺はその世界を望むから…だから…」

ライルがそっと唇を寄せた。
至近距離で見詰めあい、溶けて一つになってしまえるような感覚に陥る。

「…死ぬなよ」
「……!」

ライルは残酷な言葉をあえて口にした。
戦場へ向かう者に対して、そんなことを言うなんて。

死ぬつもりで戦っているわけじゃない だがいつでも死ぬ覚悟はしている。

「……死なないさ、お前がそう言うなら、俺は絶対死なない」
「…よし、約束だ。破ったら追っかけてってブン殴ってやる」
「そりゃ困るな。信じろよ、俺を」
「信じるさ、ニールだけを」

次からは戦場へ赴き生きる覚悟をしなければならない。
それはある意味死ぬ覚悟よりも難しいことだ。
だけどライルとの約束を守るために、しなければならない。

狭いベッドで二人横になり、自然と意識が落ちるまで抱き合って、キスを交わし た。










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まだマイスターにお披露目できていない…だと…?!

早く刹那混ぜて三角関係したいよーう(爆)
スメラギさんは融通の利く人だと思います。
人の感情に対しては理解のある人。
でも巻き込むことになったり、その人が望んでいないことはどんなことがあってもやらせない感じ。

しかし上層部とかあるよね?
外伝とか派生物語は一切読んでないのでよくわからんですな。

マイスターの主張ならいくらか通るけど、全員の保身のために厳しい掟がありそうです。
一期は得にそういうの厳しそう。
二期からはトレミー内の絆がハンパなくなって、ヴェーダの申し子であるティエリアや前戦の英雄刹那がいるから上層部もあまり口出ししなくなったみたいな。
ぶっちゃけライルの代わりのマイスターはいるから、ライルを連れてこられてもまあいいかってしたように思います。らいるん…(;д;)
つうか二期からは沙慈とかマリナ姫とか簡単にガンダムにもトレミーにも迎え入れちゃうからなぁ…
一期は極秘事項だのなんだの言ってたのになぁ…あれは腑に落ちなかったです。
ソマたんも普通にガンダム乗るし…
CBってマイスターの言うことは絶対!みたいな組織なん?


まあとにかく深いこと考えないでさらさらーっと読み流していただけると助かりますっていうことです!!!(万死!!)
キリスケは混乱している!!!


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