*蹂躙*
*パラレル設定
*変態、鬼畜、最低、の三拍子
許せる方のみど〜ぞ
地下鉄独特の騒音が車内を満たす。
ライルは営業先から直帰になったため、次のホームにつくまで40分程かかる特急電車に乗っていた。
エアコンはフル稼動しているが満員の熱気でジトリと暑い。
スーツをしっかり着込んだ身体はうっすら汗をかいている。
真っ暗な外を眺めながらため息を零すと、腰になにか違和感を感じ顔を上げた。
掌を腰に添えられているような感覚。
『…なんだ?』
眉を寄せて、背後を確認しようとした瞬間
ぞわりと背筋を悪寒が走った。
「ッッ…!」
掌が脇腹を撫で上げたのだ。
そしてまた下降し、ゆっくりと臀部に移動していく。
『な、な、なに?!なんなんだ一体?!』
混乱したせいか身体がピクリとも動かなくなった。
もしかしなくとも今自分は痴漢にあっているのではないか。
『俺は男だぞ?!』
目を凝らして窓に映った背後の人物を確認する。
自分よりも背が高く、ガタイのいい赤髪の男が立っていた。
しっかりと顔までは確認出来ないが、その口元がにやりと歪つに笑った気がする。
『っ…やろう!』
怒りによって硬直が解け、抵抗しようと身を捻ったその瞬間、乱暴にドアに押し付けられ息が詰まる。
足の間に男の足が入り込み、グッと持ち上げられた。
股間を刺激する膝に肩が跳ねる。
「ぅっ」
「大人しくしてな」
耳元に囁かれた低音に鳥肌が立った。
「…っ、めろ」
小さな声で抗議するも男は笑うばかりで、あろうことか手の動きをより大胆なものへ変えていく。
男は握力にものを言わせ尻を強く揉みしだき、痛みと妙な感覚で目に涙が浮かんだ。
「う、て、めっ…」
「黙れっつってんだろ」
「痛ッ!」
耳に噛み付かれ、軟骨が嫌な音を立てる。
そのまま耳の中にぬめった舌が侵入してきた。
「ひ…」
「へぇ、いい感度じゃねぇの」
クツクツと笑う男に殺意さえ湧く。
なのに何故か男の雰囲気に気圧されどうしても抵抗が出来なかった。
悔しいが、本能的にこの男は危険だと、抗うなと、そう感じてしまった。
いつの間にか掌はスラックスの中に侵入し、パンツの上から悪戯に自身を撫で上げる。
零れそうになる悲鳴を必死で飲み込み、なんとか抵抗できないものかと思考を巡らした。
「はぁっ…ン…」
身体を少しでも捻ればお仕置きとばかりに強く握られ耳を噛まれる。
急所を掴まれているというのがこんなに怖いなんて知らなかった。
「う、くっ…も、やめ…」
「黙れよ…」
「んッ」
男の声に、欲が混じる。
今までのただただ楽しそうな声音から、明確な欲望を含んだ声音に変わった。
それを感じてライル自身もゾクリと欲望が頭を擡げる。
『やば、い…嘘だろ…嫌だ、嘘だっ』
頭を緩く振り事実を否定する。
でも確かに感じてしまっているということが、男の手には伝わっているのだ。
男は楽しげな笑いを零すと、悪戯のような動きから巧みな手淫に変えた。
「〜ッ!」
一気に熱を煽られ悲鳴を噛み殺す。
男の手は先端から滲み出てきた白濁を全身に行き渡るよう動かし始めた。
「ぁ…はぁっ…は…」
「ククッ…下向いてろ、顔見られるぜ?」
「ぅあ…」
意識が目の前の窓に集中すれば、蕩けた顔をした自分に気付く。
顔がカッと熱くなるのを感じ慌てて俯いた。
『嘘だ!!こんな、ヤロウなんかに!!』
この事実があまりにも嫌で、なにがなんでも逃げ出そうと身を大きく捻る。
「っと、コラ」
「い゛ッ」
耳に鈍痛が走り、あらぬ場所に鋭い違和感を感じた。
無理矢理中に指を突き立てられ、引き攣る感覚。
ジンジンと熱くなる耳は、多分出血しているのだろう。
「や、ぁ…」
押し返そうとする中なんか気にもとめず、男の指は腸壁を擦り奥へ奥へと侵入していく。
前立腺を見付けた出した指が、嬉々としてそこを執拗に擦り始めた。
途端、背筋を快感が走り抜け、膝がカクンと折れる。
そんな身体を支えたのは男の足。
「あ、うっ」
「へばんなよ?」
倒れないよう身体を更にドアに押し付け、腰を片腕で抱える。
あまりに強い快楽に脳みそが麻痺し、なにも考えられなくなった。
口から零れる喘ぎだけはなんとか抑え、抵抗は忘れてしまっている。
「は、ア…う、んん」
いつの間にか中をいたぶる指は三本にまで増え、決定的な刺激を与えられない性器は完全に上を向いているのにも関わらず射精できていない。
腹のあたりを渦巻く快感にもうおかしくなりそうだった。
「ぁ…も、ぅ…」
イかしてくれ。
そう懇願しようとした時、車内に怠そうな運転手の声が響いた。
「間もなく○○〜、○○に、到着致します。お降りの方は……」
車内アナウンスで我に返ったライルは言葉を飲み込み唇を噛んだ。
男は息を吐き、ゆっくりと中から指を引き抜いていく。
それが快感を呼びライルはビクリと腰を揺らした。
「〜ッッ」
男の指がまだ緩く開いたままの穴を撫でる。
ホームが見えはじめ、満足したらしい男はライルの身嗜みをさっさと整えると耳元に囁いた。
「お前ぇさん、才能あるぜ?」
「ッ!!!」
振り返り、ブン殴ってやろうと思った。
しかしそれは電車がホームに着いてしまい一気に外に押し出されたことで未遂に終わる。
まだ自身は硬いまま、その上尻に違和感が色濃く残る状態でうまく歩けるはずもなく
ライルは情けない気持ちで泣きそうになりながらヨロヨロとトイレへ向かった。
幸いトイレには誰もおらず、肩の力を抜いて個室のドアに手を伸ばす。
「…くそ、最悪だ…」
ぽつりと愚痴り、中へ一歩踏み入れた瞬間
「うあっ?!」
強く背中を押され便座に膝を強打した。
痛みに呻きながら振り向くと
「っ…な、きさまっ…」
「よぉ」
赤髪の男が歪つに微笑みながら、ゆっくりとドアを閉める。
叫びたいのに声が出ない。
「お楽しみはこれからだぜ?兄ちゃん」
「あ…う…」
「いつもはよぉ、電車ん中でみっともなくイかせちまって放り出すんだが」
男がライルの肩を掴み貯水タンクに押し付ける。
便座に片足を乗せ、スラックスを脱がした。
そこまでされているのに、ライルには抵抗が一切できずそんな自分に驚いていた 。
「お前、すげー好みだわ。顔といい、カラダといい、ケツ穴といい…な」
「ッ、やめ、離せっ」
「嫌だね、もう準備は万端なんだ。早速いただくぜぇ」
「や、やめろ!嫌だッッ!!」
穴に宛てがわれた熱の塊に、ライルはやっと抵抗をみせた。
だが時既に遅く、先程まで三本もの指を受け入れていたソコは男の性器までぬるりと飲み込んでしまう。
背中に覆いかぶさる男が、車内と同じように耳に噛み付いた。
「うぁあ゛!!」
「くっ…はぁ…イイぜ…お前の中、想像よりイイ。こりゃ今日はアタリだわ」
「や、あう!やめぇっ…い、いづッ、ううっ」
遠慮なく乱暴に中へと進められる腰。
指なんかとは比較にならない質量に、ソコが裂けてしまいそうでライルの顔は恐怖に歪む。
「い、痛い、やめ、いっ…うう、やだ…いてぇッ…!」
「だぁいじょうぶだ、ちっと我慢してな。てめぇにゃ素質があんだからよ、すぐヨくなるぜ?」
「あう、あ゛ッ!ああぁぐっ、う!」
男は力任せに自身を埋めきり、硬い先端部分でゴリゴリと前立腺を突く。
途端に背筋を走る快感にライルは喘いだ。
「うぁあっ…う、そ…やだ、嘘だぁっ…ンぁっ」
「感じまくってるくせによく言うぜ!オラッ!気持ちイんだろぉ?あぁ?」
「ちがぁ…あう、んッ、んく、ふぁ、やだ、やだ…違うッ」
「違わねぇよ。てめぇは、男にケツ犯されて感じてんだよ!」
「く、ううっ、やだぁっ…!」
最奥に当たるたびにゴツゴツと鈍い音が室内に響く。
それに加えて粘ついた水音も、ライルの精神を蝕んだ。
勝手に溢れ出す涙を拭うこともせず、この現実を否定しようと躍起になる。
『うそだうそだうそだ。こんなの夢だ。悪夢だ。そうに決まってる。目覚めたら 俺の部屋の電球が見える。そうさ。夢だ、夢だから嘘だ。こんなの、こんなの…
ッ』
頭を振ると、息が詰まる程の衝撃が与えられた。
「おぉい?なーにトリップしてやがんだ」
「ひぐっ…く、うん、ン…」
現実に引き戻すように激しく揺さぶられ、耳と腰に走る痛みもこれが現実なんだとしらしめられる。
男の限界が近いのか、腰の動きが早くなり、ライル自身に掌が這わされた。
「ひぁっあ!!」
「ク、…イッちまいな」
「や、めッ…く、ン、〜ッんんんんっっっ!!!」
射精を促すように根本から強く扱かれる。
目の前が真っ白に染まり、チカチカとスパークした。
「う、ぁ…ああ…ふ…や、う…」
「くうっ…」
達したことでの快感で意識をトばしていたライルは、腹部に感じる熱にぼんやりと意識を取り戻した。
「…ぁ…なに…」
「ふー…ヨかったぜぇ?」
「ヒッ…」
男が抜けていく。
それと共に零れ出る粘液を感じて、ライルは一気に体温を失う。
『なかに…ださ、れ…』
唐突に、激しい吐き気に襲われ口元を手で押さえた。
男は背後で適当に後始末と身嗜みを整えると、ライルの頭を乱暴に撫で、離れる 。
「じゃあな、お前とはまたヤッてもいいぜ。縁があったらなぁ…クク、ヒャハハ !」
背後で、ドアの閉まる音がした。
靴音が段々と遠ざかり、完全に消えた。
それをキッカケにしてライルは慌てて便座のフタを開け、胃の中のものを吐き出す。
「うぇえ゛っ…が、あう…げほっ」
空になっても吐き続け、ようやく落ち着いた頃に、壁に拳を撃ち込んだ。
「ッ…俺は…なんともねぇ…。こんなの、なんともないんだっ」
腹に残る精液も
尻の違和感も
耳から滴る血も
「こんなの、どうってことねぇ!」
ライルは叫んだ。
「アリー・アル・サーシェス、この顔を、覚えているか?」
銃を突き付けられた赤髪の男は
歪つに嗤う。
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もしかして…アリライ初作品です(笑)
アリーにはどうもド鬼畜ド外道ドSのイメージが定着しておりますね
そして食いものにされるライルん^^(万死)
二部に分けたらなんかダラっとしちゃったな…
電車シーンだけで終わらせとけば良かったかな(´д`)
あ、最後の台詞の人…もしかしたら兄さんかも?
書き終わってからそんな風に思いました。
解釈はご自由に!^^
ライルが自分で復讐にきてもおかしくはないですからね^^
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