*キミに捧げる*



*パラレル設定
*兄さんがオリンピック選手
*変態気味

許せる方のみど〜ぞ



ゾクリと背筋が泡立った。

液晶に映し出される冷徹そうな兄の顔。
50m先の標的に、着弾する音が響いた。

次の瞬間沸き上がる大歓声。
表示される最高点。

俺は、詰めていた息をようやく吐き出した。

「ふあっ…はぁぁ〜〜〜〜〜〜っ…!」

テーブルに突っ伏し脱力する。
今この瞬間、兄はオリンピックスポーツ射撃の金メダル選手になった。






『この喜びを誰に伝えたいですか?』
『もちろん、最愛の家族に!』

金メダルを片手にニールが笑う。
俺はその様子をぼんやりと眺めながら、頬が緩むのを止められなかった。

最愛の家族−つまり自分のことだ。
もちろん先立ってしまった父さん達のことも含まれるが。

『では、その家族に一言!』
『ん〜…じゃ、帰ったら思いきり抱きしめてくれよな!』
「ぶっ…!」
『仲がよろしいんですね〜!』
『そりゃもう!』

嬉し恥ずかしと言ったところか、誰に見られているわけでもなかったけど
思わず身を縮こませてしまう。

「兄さんのバカ…。……おめでとう…!」

液晶の中の輝く笑顔を指先で突いた。




















「ただいま〜〜ライルーッ!!」

玄関から届いた大きな声。
臍曲がりな俺は、わざとゆっくり玄関に向かう。

「お帰り、兄さん」
「おう!あー生のライルだーっ、会いたかったぜ!」

バタバタと走って俺との距離を詰め、あと一歩というところで足を止めた。
にんまりと笑った兄は、両手を広げ目で促してくる。

「…なんだよ」
「意地悪。インタビュー見てただろ?ほら、ライル」

俺は肩を竦め、堪えきれずに頬を緩めた。
一歩を強く踏み出し、押し倒す勢いで抱き着く。
しっかりと抱きとめられ、閉じ込められた腕の中。

「おめでとう、兄さん!」
「サンキュー!」

久しぶりの兄の温もりと、熱いキスを受け、自然と涙が滲む。
その涙まで兄の舌先に奪われて、二人してふにゃふにゃと笑った。

「兄さん格好良すぎだったし、俺会社行ったら酷い目に遭ったよ」
「へぇ?サインもらってきてってか?で?」
「もちろん、アンタは俺だけのもんだからな。全部断ったさ」
「可愛いこと言うなぁ、お前は!」
「痛い痛い、兄さんっ」

背骨が軋むほど抱きしめられても、募るのは嬉しさと愛しさばかり。
史上最年少の金メダル狙撃手は、俺の大好きな双子の兄。

それが俺にとってどれほど誇りになるか、この兄はわかっていないだろう。

「も、兄さん、晩飯作ってる途中だから…」
「嫌だね、まだ離れたくねーよ。それに…」
「ひゃっ!」

兄の片手が俺の尻を鷲掴んだ。
その上中指をあらぬ場所に突き立ててくる。

「兄さんっ!」
「約束、守ってくれてる?」
「ふっ…あ、やめ…」
「俺へのご褒美、見たいな。ライル?」
「ンッ…ま、てっ…わか、たからっ!」

胸を押し兄から離れようとするが、腰にガッチリと回った両腕は中々外れない。

「う、うう…見せるから…ンッ…さ、わん、なぁっ…」
「ここがいい?ベットがいい?」
「ッ…ベ、トに、決まってんだろ…」
「オーケイ、お姫様」
「…へ、おぅわぁ?!」

兄はそのまま俺を担ぎ上げた。
慌てて首にしがみつく。
その悪意を感じる運び方に、抗議の一つや二つしてやりたかったが、今口を開け ば変な声に変わってしまいそうで止めた。

「ん、ふぅっ…!」
「ふふ、可愛いなぁ。感じる?」
「ッる…さいっ…」

寝室に着くと、ゆっくり優しくベットに下ろされる。
兄は膝立ちになった俺の額にキスを一つ。
次に目線を合わせ、唇を食んだ。

「…ライル、愛してる」
「俺も…」
「さ、見せて?」

震える指先に力を込めてジッパーを降ろす。
パンツごとジーパンを膝まで下げて、兄を見上げた。

「…にい、さん…」
「…かわいぃ…」

兄はうっとりと呟くと、太ももに手を伸ばし撫でる。
右太ももに巻き付けたピンク色のコードをゆっくりなぞった。

「ひ、ん…」
「弱にしてんのか?」
「あ、あ…だ、て…弱じゃなきゃ、家事でき、なっ…」
「偉い偉い、ちゃんと約束通り朝から挿れてくれてたんだな」
「ん…ご褒美、気に入った?」
「そりゃもちろん。ありがとな、ライル。さぁて…」
「…へ、あうっ?!」

ピンク色のコードが消えた先、コードにそって指を這わせていた兄がいきなりそ こに指を挿し入れる。
途端に跳ねる身体を抱きしめられた。

「うわ、やっ…ま、て…って…!晩め、しっ!」
「先にお前にするからいいの。だってこんなに準備万端なんだぞ?食ってやらな きゃ可哀相だ」
「ば、かぁっ…ン、んぅっ」

コードをくいくいと引っ張られ、ビクリと腰が揺れる。
ゆっくりと片手でシャツのボタンを外していき前をはだけさせられた。
そしてそのまま後ろに押し倒される。

「んっ、わ!コラッ」
「はいはい、がばっとな」
「わーっバカ変態!」

瞬時にズボンを奪い去られ、足を左右に大きく開かされる。
そのせいでコードが引っ張られ、抜けていく物体に悲鳴を漏らした。

「ひうっ!うっ、アぁっ…!」
「ヒクヒクしてる、かーわい」
「や、にい、さっ…!」
「朝からローター挿れて、家事炊事…買い物もちゃんとしてきたんだろ?」
「し、たっ…よ…」
「いい子いい子。嬉しいなぁ、こんなやらしいライル見れるなんて。最高のご褒 美だ」
「は、う…兄さん、俺…もぅ…」
「ほら、自分で足持って、開いてて?」

恥ずかしくて堪らないが、大人しく言われた通りにする。







いつだったか兄にプレゼントされたピンクのローター
兄はオリンピック出場の前日
「必ず金メダル獲ってくるから、そしたらご褒美欲しいんだ」
と、そう言った。

そのご褒美というのが、こんなやらしいことだったとは思わず頷いてしまった俺も悪いが。

朝から一人でローター突っ込んで、兄の帰宅を待つなんて…

「うう…も、恥ずか死ぬ…う〜」
「大丈夫大丈夫、すげー可愛いよ」
「そゆ問題じゃねぇ、バカ…」
「はぁ…やっぱいいなぁ、本物は。ライル、もっと声たくさん聞かせて?」
「あ、ちょっ……んぁあっ!!」

コードを巻き付け固定していた振動の調節リモコンを取り、思い切りよく回す。
振動最大になったローターが中で暴れ、突然の強い刺激に悲鳴を上げた。
ビクビク跳ねる身体を抱き込みながら、耳元に囁く甘い睦言。
受話器越しに聞く声なんか比にならない、兄がそこにいるのだとリアルに感じて 下半身が熱くなった。

「かわい、ライル、ライルー…好き、ライル、ライル」
「んあっ、あー…ッく、にい、さぁっ…!やめ、それやだぁっ!」
「なんで?気持ち良いくせに」
「ひぁあっ…あ、あああ!」

中のローターを更に奥へと押し込む指先。
三本の指が中で蠢きながらソコを解していく。
空いている片手で自身を扱かれ、唇は乳首を挟んで嬲る。
全身に与えられる快感に、ただただ翻弄されるしかなかった。

「ふあっ、にいさっ…はや、くっ!もう、いいからッ…!兄さんっ」
「ん〜?いいから、何?」
「ッ…意地悪、すんなっ…よ…」
「ちゃんと聞かせろよ、俺のご褒美くん?」
「う…うーっ、も、さぃぁく…ッ」

くつくつと笑う兄に妥協してくれる様子はない。
天井を仰ぎ見て、息を吐いた。
気持ちを落ち着かせてから、兄と視線を合わせて一気に言葉を吐き出す。

「兄さんの中にくれよッ、もうあんま焦らさないでくれ!」
「…ふふ、かーわいい!中々言わないから、俺も焦らされてたんだぜぇ?」
「ンッ…あ、う、うぁ…」

引きずり出したローターを放り投げ、足を両肩にかける。
見下ろす兄の頬に手を伸ばして触れた。

「…兄さん…優勝、おめでと」
「あぁ、ライルのおかげだよ」

固い熱の塊が中に押し入ってきて、くぐもった悲鳴が上がる。
しっかりと奥まで埋めると、抱き起こされて座らされた。
自重で更に深く埋まった塊に呻き声が上がる。

「はうっ…ふ…にい、さ…」
「ライルが俺を支えてくれたから、優勝できたんだ」
「…兄さんの、実力だろ」
「ツレないこと言いなさんな。お前に捧げる金メダルなんだぜ?」
「…うれしぃよ。ありがと…。だから…もう、ちゃんとニールを感じさせてくれ よ」
「そう、だよな…ごめんな、焦らして。愛してるよライル!」

深いキスを交わしながら、緩やかに腰が揺れる。
舌先を噛まれて背筋に走った快感をやり過ごそうと身じろげば、許さないとばか りに腰をしっかり掴まれ突き上げられた。

「んっ、うあっ!」
「気持ち?ライル」
「いぃっ…い、ぁ、はッ…あぁ、く、あー…っ」

首筋に感じる小さな甘い痛みは、下から起こる強い快感に掻き消される。
兄の首にしがみつき、抑えのきかない声をその肩に噛み付くことで半減させた。

鈍い音がするほど、強く、深く、中に穿たれる。
瞼の裏がチカチカと白く点滅し、追い立てられるように絶頂を迎えた。

























「…う、腰…だる…」
「腹減ったなー、飯にする?」
「だから…最初から先に飯にしてりゃ…」
「いいの、ライルを先に感じたかったんだから」
「…バーカ」
「あ、そうだ」
「ん?」

バックを漁り、取り出したのは輝く金メダル。
それに軽くキスをして、俺に微笑みかけた。

「ライルにあげるよ」
「…でも、兄さんが獲ったものだ」
「俺はライルのためだけに生きてんだ。俺のものはライルのもの、ってな?」

やんわりと首にメダルを下げられる。

「…ありがと…。あと、本当におめでとう。兄さんかっこよかった」
「へへ、惚れなおしたろ?」
「惚れなおしたよ」
「へっ?!……あ、うー…お前なぁ…反則だって」

首から下げられた金メダルを指先で撫でながら、真っ赤な顔をして唸る兄にキス を贈った。


こんな時ぐらいしか素直になれないんだから

兄さんも素直に受け取ってくれよ。




「俺の自慢の兄さん」











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サッカー見てたらオリンピックを連想したんです(なんで)

スポーツ射撃選手の兄さん絶対惚れる!!って思って^^
あの金メダルを首から提げてめっちゃイイ笑顔で「ただいま!」なんてされたら
あのライルでもデレるって

あといやらしいライルが書きたかった(爆)





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