*ハッピーライフ!2*



*現代パラレル
*刹ニル×ライ
*3人で同棲してます
*今回ライル99%出てきません



許せる方のみど〜ぞ





「なぁ、お前とライルのデートっていつもどんな感じ?」
「……でーと」

言い慣れない単語を口にしたのがわかったのか、ニールは苦笑しながら説明をした。

「二人で好きなトコいくやつだよ。デート、先週行ったろ?」
「意味はわかるが…どんな感じかと、言われると…」
「例えばさ、遊園地行くなり、買い物するなり、公園でソフトクリームの交換こしたりさ〜」

ニールはでれっとした表情で例えを述べる。
記憶を掘り返してみても、同じ光景しか浮かばなかった。

「……買い物だな」
「おっ、どんな?」
「ど、どんな………ライルが、あっちこっち見て回って買っている…」

ニールの表情は本当によくコロコロと変わる。
一変して冷たい表情をした。

その冷たい視線に気まずくなり、姿勢を直す。

「お前は何してんだ?」
「…ついて回っている」
「……オーケイ、最初からいこう。朝家を出た。次は?」
「電車に乗って、ライルが行きたいとこに行く。だいたいがデパートやショッピングモールだ」
「で?」
「見て回って…昼飯をとる」
「…で?」
「また見て回って、ライルが買い物をして…喫茶店で休憩をする」
「で」
「買い物を…して…、街に戻り、夕飯の買い物をして…」
「………で、帰宅。デート終了。………マジでか!!」
「す、すまない」

ニールの驚いたのと怒りとかが混ざったような表情に気圧され、思わず謝った。

「いや、謝んなくてもいいけどよ、びっくりしたぜ」
「でーと、何かマズイか?」
「………あ〜、いや、う〜ん。まぁ確かに…お前らが公園でイチャイチャしてんのとか想像つかねーしなぁ」
「公園は行ったことないな。俺は好きだが」
「デートプランは全部ライル任せ?」
「あぁ」
「…ま、しょーがないよな」
「お前達は、どんな風にでーとをしてるんだ?」

純粋に興味が沸いた。
デートはなんたるか、がいまいち俺には理解できない。

「そうだな、だいたい映画かな。一回だけ美術館行ったな〜。
ゲーセンとか、後は買い物、公園でイチャイチャ…はライルが嫌がるんだがな」
「映画」
「アイツ、映画好きだぜ?」
「そうなのか…」
「……そこで、だ。刹那さんよ」
「なんだ」

ニールは立ち上がり、ソファーに近寄る。
そこにはつき先程までライルが見ていた雑誌が置いてあった。

その雑誌を手にとり、満足げに頷く。

「やっぱりな」
「なんなんだ?」
「俺達は来週、ものすご〜〜〜〜く珍しいことに、休暇が被ってるのは知ってるか?」
「あぁ、確か…一日だけ被ったな」
「そう、年に一回あるかないかのチャンスだ!」
「チャンス…」

喜々として意気込むニールが握りこぶしを作った。

「三人でデート、するっきゃないだろ!」

晴れやかな笑顔を見詰めたまま思考が停止する。
過去にデートは二人で出掛けるものだと教えられ、順番にライルとデートをするという約束事が出来ていた。
なのに、今ニールは三人で、と言う。

「…三人ででーとは、でーとなのか?」
「そりゃ立派なデートだよ。世の中には恋人四人でのダブルデートなんて単語もあってな。
俺らの場合は、二人が一人を愛しててしかも奪い合いもなく平和に共有してるっつー、珍しいタイプだ。
だからデートも三人でしたっていいんだぜ!」
「そう、なのか」
「ここ見ろよ」

雑誌に載っている最新映画情報、いくつかあるうちの一つをニールは指さした。

「これ、きっとライルが気になってる映画だ」
「何故わかるんだ?」
「これの監督、ライルがよく見る映画の監督だから」
「……感心した。よく知っているな」
「愛するライルのことならなんでも知ってんだよ」
「……俺は、愛が足りない、か…?」
「ははっ!そうじゃなくて。俺と刹那では、愛し方が違うんだ」

ライルの好きな食べ物や、服の好みは知っている。
だが、生活している中で何に喜ぶのかとか、些細なことに関して俺は知ろうともしなかった。

「三人でデート、したい」
「よぅし、決まりだな!」
「映画を見たら、ライルを公園に連れて行こう。そこで三人で、アイスを食べる」
「いいな!ショッピングもしような」
「…三人で出掛けるのは久しぶりだ」
「そう、だな」

何故かとても、嬉しかった。
ライルを独占したい気持ちももちろんある。
だが俺は、ニールといる時のライルも好きだ。
俺達二人から愛されて、照れたようにはにかむライルが好きだ。

三人だと、楽しいことも幸せも倍になる。

「楽しみだな、刹那」
「あぁ」








風呂から上がってきたライルに
「なに?変な顔して。…刹那まで…気持ち悪ぃな」
などと暴言を吐かれても胸の暖かさは増すばかりだ。





ニールが弾んだ声でライルに告げる。





デートをしよう、三人で!













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刹ニルの関係はこんな感じ^^
二人ともライルが大好き過ぎてどうしようもない!
でも刹那もニールも、お互いが大切で仕方ないんです。
二人だから、ライルを幸せにできるって信じてる!

次はデート編を書きたいなぁ^^


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