*ブラコン・ホワイトデー!*



*パラレル設定
*商社マンライル
*超短い^^;

許せる方のみど〜ぞ





ライルは休日、何か予定がない限りとことん寝る主義だ。

俺はというと毎日の習慣からか、6時には目覚める。
隣で眠るライルの額にキスをしてベッドを抜けだし、テキトーにパンをかじりながらニュースをチェック。

腹が落ち着いたところで家事を始めた。



本日はいつもと少し違うキッチンの様子。
昨日用意しといた材料と、アレルヤにもらったレシピが並ぶ。

「さーて、作りますか!」

気合い入れて、俺の、愛情たっぷり甘いお菓子制作に取り掛かった。

















「おはよ…」
「もうほぼこんにちわ、だぞ、ライル」
「…ちわー…」
「コラコラ。顔洗って着替えてこい、昼飯もうすぐ出来るから」
「んー」

寝癖をつけたライルが顔を出した頃には、お菓子制作は中断して昼食作りに移っていた。
メニューはペペロンチーノ。





「今日はなんか予定は?」
「なんも。買い物はいいのか?」
「昨日買い出し行ったしなぁ」
「んじゃ、とことん怠惰な休日を過ごすってことで。昼寝すっかなー」
「お前な、今さっき起きたばっかじゃねーか」
「腹一杯になったら眠くなるだろ?」
「太るぞ」
「……………うっせ筋肉ダルマ」
「なっ…!き、筋肉ダルマってのはアレルヤみたいな奴のことをだな!」
「兄さんも充分筋肉ダルマだって」
「なにぉう!」

食後は他愛もない会話で盛り上がり、腹もこなれた辺りでライルはソファーに移動した。
腹ばいになって雑誌をめくりながらダラダラする。

俺の方は食器を洗った後、お菓子制作の続きに取り掛かった。

そして型抜きが終わる頃、ひょっこりと背後からライルが顔を出す。

「なに作ってんの?」
「ん〜?クッキー」
「は?なんでまた手作りクッキーだよ」
「今日はなんの日だ?」
「…ホワイトデー」
「お、知ってんじゃん。ライルからチョコ貰ったから、お返しだよ」
「……お互い貰ったんだし、おあいこにすりゃいいのに。はぁーあ…」

背中から離れていく気配に、苦笑がもれた。
また呆れさせたか、俺の乙女回路(不本意だ)がライルは嫌いらしい。

「でもさー、イベント事にノらない手はねぇだろー」
「はいはい、アンタがイベント大好きなの知ってるよ」
「うわぁ?!ラ、ライル、いつの間に!」

目の前に差し出されたのは可愛い紙袋。
首を傾げると、おもむろにライルは紙袋を開けて中のものを取り出した。

「俺も、アンタに」
「…へっ?」
「火ィ点けるぜ」
「ライル…これマシュマロ…」

ライルはコンロに火を点け、竹串を持ってきてマシュマロに突き刺す。
マシュマロを何回かあぶった後、口元に持ってこられた。

「はい、あーん」
「……う、わ…めちゃくちゃ嬉しいんだけど…」
「感動してないでさっさと食え」
「あづッ!熱いライル!」

表面が溶けたマシュマロはもの凄く熱かったが、これがライルの照れ隠しだと思うと可愛くてたまらない。
咥内でふわっと溶ける甘いマシュマロ。

「…おいひ」
「…そか、手作りじゃなくてごめんな」
「なーに言ってんだよ、充分だって」
「…ん」

俯いたライルの顎をとり、キスを贈った。

「……甘い」
「へへ。ライル、もう一個」

クッキーをオーブンに入れ焼き上がるまでの間、俺はライルに焼きマシュマロを食べさせてもらっていた。











「ちょうど3時…おやつだな」
「紅茶、なにがいい?」
「アールグレイかな」
「じゃ先にこれ、よろしく」

焼き上がったクッキーをたくさん入れた皿をライルに持たせ、俺は茶葉を探す。
俺はコーヒー派のため、ライルの紅茶と違って簡単なインスタントを作りテーブルに運んだ。

「なぁ兄さん、これハロ?」
「おー、うまくできてるだろ?」
「失敗作もあるみてぇだけど」
「うぐ…。バレたか…」
「ははっ、アンタこれいびつ過ぎ!」
「うるせー、成功作だってあんだからいいだろー!」

暖かい日光が入るリビングで、甘い香につつまれて、穏やかなティータイム。

ライルがしてくれたように、俺もクッキーを口元に運んでやる。

「うん、美味いじゃん」
「アレルヤのレシピだからな」
「なに?アイツ料理得意なの?」
「めちゃくちゃに」
「へー」
「あ!でもライルのが上手いぜ?」
「はいはいお世辞はいいよ」
「お世辞じゃねぇって!」
「はいはい」

減っていく皿の中のクッキー。
笑いあって、たまにキスをして、くすぐったいくらいの幸せな時間を二人で過ごす。







たまにはこんな穏やかな一日があっても罰は当たらないだろう?





ライルと過ごす、大切な大切な時間。













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ブラコンシリーズ!ホワイトデー編!

いそいで書いたせいでなんか甘々グダグダな内容になりました。
いちゃいちゃしてるニルライ書いててもの凄く幸せです!
二人まとめて頭わしゃわしゃしたくなるううう!!

私のホワイトデーのイメージは、クッキーとマシュマロです。
焼きマシュマロまじ美味いッス。


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