*おねだり*



ちこ様に捧げます

*パラレル設定
*浪費家ライルのおねだりコスプレイ

許せる方のみど〜ぞ






ライル・ディランディは悩んでいた。



「……やっぱ、高いよなぁ…」

ベッドに転がり見詰めるのは、メンズ雑誌のとある1ページ。
それは腕時計の特集ページで、1番大きな写真で載っている腕時計を指先で突く。

「…でも欲しいなぁっ!」

ライルは突っ伏し両足をバタつかせた。
もう立派に成人なのだが、こういう仕種を可愛いと言って止まない兄のせいもあってか、ライルの仕種は割りと幼い。

「………小遣いもうない、けど……」

ライルはゆっくりと起き上がる。
そして腕時計を見て、小さく「よしっ」と呟いた。














「兄さん、欲しいモンがあるんだけど」
「ダメです」

ソファーでコーヒーを啜る兄に精一杯の猫撫で声でおねだりをした瞬間、秒速で却下されライルは頬を膨らませた。

「なんだよっ、何を?くらい聞いてくれたっていいだろ?!」
「お前こないだクソ高ぇコート買ったばっかだろ。そんで小遣いもうないだろ。俺だって大して残ってないの」

こっちを向いてさえくれない兄ににじり寄り、読んでいた新聞を取り上げて膝の上に跨がる。
ニールは零しそうになったコーヒーを慌ててテーブルに置いた。

「でも兄さん貯金あるだろ?」
「あれは将来のために貯金してんだ。そうホイホイ使ってられるか!」
「でもさ、その将来のためって、つまり俺のためだろ?」
「っ…そう、だな…」
「じゃあ、ちょっとだけ早い将来のためにさ」
「…ダメ!お前に金渡したら一瞬でなくなるからダメ!」
「現金じゃなくていいぜ?兄さんからのプレゼントで、な?」

ライルはニールに擦り寄り、身体をぴったり密着させる。
首筋にわざと吐息を掛け、くるりくるりと指先で鎖骨付近を弄り、トドメには上目遣い。

「〜〜〜ッッ!」
「買ってくれるんなら…」

ライルはニールの耳に唇を寄せ、駄目押しの一言を囁く。

「兄さんが俺に着せたがってたアレ、着てやるよ。そんでセックスしようぜ…?」

元々ニールがライルのおねだりに敵うワケがないのだ。

一拍置いて、ニールの財布の紐は簡単に解けた。













ニールは自室のベッドに座り込み頭を抱えるが、時既に遅し。
ライルは自室で先程渡したアレを着ているところだろう。

「あぁぁ…俺ってば理性弱っ…」

でもなぁ、だってなぁ、ライルのあの姿が拝めてその上エッチできるんだもんなぁ

―と、枕を抱えてブツブツ呟く。
ニールは決心したように一度大きく深呼吸をした。

「よし、昼飯一ヶ月抜きにしよう」
「兄さん、入るよ」
「お、おうっ!」
「お待ちどーさん」

タイミング良く掛かった声。
焦らすようにゆっくりと開かれたドアの向こうには、気まずそうにライルが佇んでいる。


ライルが着ているのは、黒と青緑のベビードールだ。


「っ……ッッ!」
「…やっぱ、恥ずかしいわコレ…こんなん下着の意味あんのか?」
「やっっっ………べぇっ…!」
「兄さん?」
「ライル、こっち」

手招きをするニールの傍に、ヒラヒラの裾を揺らしながら歩み寄る。
ニールは隣に座ろうとしたライルを止め、目の前に立たせて舐めるように見回した。

「…あ、あんま見ンなよ…」
「無理。だってマジヤバイ」
「…いいからホラ、早くシようぜ」
「ん、じゃあシながらじっくり見させてもらおうかね」

ライルを膝の上に導き、素直に従ったその身体を一度強く抱きしめた。

「んっ、兄さんもう硬くなってる…」
「なんかさっきから身体ほてってんだよ。そんな興奮してんのかな、俺」
「ハハ、へーんたーい」
「うっせぇ。でもやっぱおかしい…」

生地の感触を楽しんでいたニールがふと顔を上げライルと目線を合わせる。
ニールは、ギクリ、と瞳を揺らしたライルを見逃さなかった。

「やっぱなんかしたろ…!」

段々制御の利かなくなってくる身体を持て余し、喘ぐように問い詰める。
ライルは居心地悪そうに身じろぎしてから、深く溜息をついた。

「…どうせなら、たくさん気持ち良くなってもらおうと思って」
「………ま、さかっ!あのコーヒー!」
「いいだろ、兄さんだってたまに俺に使うんだから。身をもってその効果を知るんだね」
「やってくれたな…お前ぇ…」

ライルがなんの気まぐれか食後に煎れてくれたコーヒーの正体は、ニールご用達の媚薬入りだったらしい。

身体が熱い。
触れ合う場所がジンジンと疼く。

『ちくしょ、こんなキツかったのか…!ごめんライル…!』

心の中でライルに謝り、その身体にしがみついた。

「…兄さん、どうしたい?今日は兄さんの言う通りにしてやるよ」
「っ、く…と、りぁえずっ…一回イきてぇっ」
「オーケイ」

そそくさと膝から降りて足元にしゃがみ込もうとするライルをニールは咄嗟に止めた。

「なに?」
「あ、その、やっぱ…お前のことも弄りてぇから……そ、だな、シックスナイン、なんてどうだ?」
「はぁ?!」
「なんだよ、俺の言う通りにしてくれんだろ…?」

熱の篭った吐息がライルの耳をくすぐる。
肩を竦めたライルは、溜息を一つ零し立ち上がった。

「オーライ。じゃあ、横になって」
「ん」

ライルはニールの顔に跨がり、既にしっかりと勃ち上がったソレを取り出す。
手始めに先端にキスを贈った。

「ガチガチ…熱いし」
「ンっ、やべ。パンツ可愛い…んぅー」
「あっ、や!う、ぇからっ、吸うなぁっ」

ライル自身はまだなんの反応もしていないから、大人しく布面積の少ないパンツの中に収まっている。
かぶりついて吸えば、ソレは硬度を増した。

「あ、やっ、ん、くそっ」
「んんん…ライル、気持ちー」

媚薬を飲ませていても、自分よりも余裕があるニールが気に喰わない。

舐めて、吸って扱いて快感を与えているのは自分なのに
咥えている興奮と、咥内まで性感帯にされてしまっているせいで余裕などとっくになくなった。

「ん、ぐ、も、イきそ…?」
「ああ、イく、から…飲んで」
「…ん」

限界まで張り詰めたものを頬張り、強く吸い上げる。
ビクンッと震えたのを合図に先端から勢いよく白濁が溢れ出た。

「ん、んーっ、んむッ」
「あ、あ、ッく、はぁっ」
「んひっ?!」

ニールは快感に震えながら、ライルの後孔に指を這わせる。
Tバックのパンツは実に後ろを弄りやすかった。

唐突な刺激に思わずライルは口を離し、まだ出ていた白濁を顔に浴びる。

「あ、うぅ…」
「は、はぁッ、すげ、気持ちっ…けど、まだ足ンね…」
「や、あぁっ!んなっ…きゅぅ、にッ、やめぇっ」

普通ならば濡れるはずもないソコは、精液を絡めた指を咥えるとじわりと濡れ始める。
ニール仕様にカスタマイズされた結果だ。

容赦なく指を出し入れすれば、ライルの太ももが痙攣し始める。

「あっ、はぅッ、あ、あ、やら、にいさ!だめえっ!!」
「ん、んん」

ココに早く埋めたい。
その一心で後孔を解すニールに、ライルの制止など届くはずもなかった。
後孔と前を同時にいじくられ、ライルは上半身を支えられなくなり、腰だけを上げた状態で突っ伏す。

顔の真横にあるニールのソレはまた硬く張り詰めていた。

「ひ、ひん、アッ、にいひゃ、イク、も、あっ、ああッ」
「ひってひーほ」
「あぁああっっ!」

ニールはライルが出した白濁を全て飲み干し、ゆっくりと指を引き抜いた。

「ひぅ…ッ、う、あ…」
「…はぁっ。ふへ、パンツぐちょぐちょだなぁ」
「にいさんがそうしたんだろ…」
「よし、上下交代なっ」
「おわっ」

素早くライルを組み敷き、両足を持ち上げ肩に掛ける。
腰の下に膝を入れれば、ニールの眼前にヒクつく後孔があらわになった。

「あっ…」
「あー、いい眺め」
「う、兄さん、すげーやらしい顔してる…」
「そういうお前さんもな」

先端を穴に押し付け、軽く押し入る。
ライルは動きに合わせて進入しやすいように息を吐いた。

「ッ…ぁ?」

期待していた刺激がやってこないことに、うすらと瞳を開ける。
ニヤニヤ笑うニールと目が合った。

「どうして欲しい?」
「………いじ、わる…」
「言ってごらん、ライル」
「…なんて言ってほしいんだよ…」
「そりゃあ、自分で考えねぇと」

嫌らしい笑みを浮かべたまま、腰を少し進めては抜け切らないくらいまで引き抜く。

「ッ、ふぁっ…あ、ほ、し…」
「なにを?」
「にい、さんの…」
「どこに…?」
「…う、ぁ…あ、な…」
「ココ?」
「はうッ!あ、そっ、うんっ…ッ」
「繋げて言ってみ」
「は、はぁ…あ、にーさん、の…あな、に…ちょうだい…」
「ふっ、お利口さん!最高にエロイぜ、ライル!」

引き抜かれたと思えば、唐突に深く、一気に中に挿入された。
あまりの快感にライルは背をのけ反らせて声もなく喘ぐ。

「〜〜〜〜ッッ!!!」
「くっ…キツっ」
「か、はっ…!あ、あ、ああ、あッ!」

奥までしっかりと埋めきったニールは、一度深呼吸をし、身体を更に前へと倒した。
無理な体勢にライルは引き攣った呼吸を漏らす。

「たまん、ねっ、気持ちぃ」
「ひぐ、う、う、くる、しっ…にぃ、ひゃ」
「ごめ、でもっ…むり、とまんねーからっ」
「あ、ああッ!だかっ…うぇから、やめっ」

胸にかぶりついたニールが、ざらついた生地の上から強く乳首を吸い上げた。
咥内で先端を舐め回され、生地の感触もプラスして強い快感がライルを襲う。

「あ、あうっ、やぁあッ!あ、ひ!ん、あっ」
「ん、く、らいぅ…らいるっ」

腰を高く上げられているせいで、自身から溢れ出る白濁で腹から胸にかけてどんどん濡れていった。
色々な液体でセクシーなベビードールも、ニールの服も、下のベッドもぐっしょりだ。

「ふぁ、もっ、イッ」
「あ、ちょ、キツっ、そんな締めっ…!」
「あ、……〜〜〜ッ!!」

二人はほぼ同時に果て、ぐったりと脱力する。

「…ふ、うぅ…」
「あー…きもちー…」
「そりゃ…よかった…」
「…ライル、超エロイし超可愛い。やっぱいいな、これ」

ニールがライルの胸元を飾るバラに軽くキスをした。
動いたことで中を刺激されはライルは、小さく喘いで震える。

その姿に性欲を刺激されたニールの喉がごくりと動いた。

「…っ、ライル、もっかい…いいよな?」
「え゛、まだやんの」
「ん、今度は、バックで…Tバックのやらしい姿も見たい」
「わぁっ!ちょっ、ン!」

中に挿れたまま身体を反転させ俯せにする。
尻の割れ目に食い込む布がニールの眼前に現れた。

「っ…これは、かなり…」
「はぁっ…にいさん…っ」
「エロ過ぎるっ!」
「ひぁあッ?!」

しっかりと硬度を取り戻した自身を引き抜き、勢い良く腰を打ち付けた。
ライルは快感にただ喘ぐしかなくなる。

『こんなっ、はげし、っ…なら、びやく、やめときゃよかった…!』

もしくはもっと高いモノをおねだりしておけば良かった、と―
ライルは靄の掛かる頭で思った。


















「ほら、プレゼント」
「ぃよっしゃあ!」

後日、ライルが欲しくて堪らなかったあの腕時計がニールから手渡された。

嬉々として箱を開け、腕時計を取り出し高く掲げてうっとりと見詰める。

「イイ…!カッコイイ…!」
「俺には前にお前が持ってたヤツとどう違うのかわかんねーよ」
「バッカだなぁアンタ!これがわかんねぇのか?!見ろよココ、ココが前のとは全然違うし、つーかブランドも違う!!」
「へー」

センスの良いライルと違って、センスが壊滅的であるニールには全くピンとこない。

ライルは普段から身につける物に関してはかなり気を遣う上に浪費家で、ニールは己には無関心だ。

「いいか、ここのな」
「あーそんなんよりさぁ」

なんとかニールにこの腕時計の良さを説明しようと身を乗り出したライルを止め、茶色の袋を取り出す。

「今度はコレ、着て欲しいんだけど」
「あー?」

袋から出てきたものは

黄緑のバラの刺繍がしてあり、裾の短めのぴったりとしたベビードール。
ついでにガーターベルト。

ライルはげんなりと目を細めた。

「…俺にはそれこそどう違うのかわかんねぇ」
「なんだと?!全然違うじゃねぇか!まずこの裾がだなぁ」



双子の不毛な口論はしばし続いた。















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ちこ様に捧げます!!!

本人様に限りお持ち帰り自由です。

テーマは“浪費家ライルが兄さんににコスとかしておねだり”でした!
そしてもう一つ、“媚薬を飲んだ兄さんに色々凄いことされちゃうライル”というのもいただいてまして!
これ合体させても美味しいんじゃね?という独断で合体させてしまいました!
ちこ様申し訳ありません;

いやもう、ライルに何着せようかすっごく悩みまして(笑)
色々落書きした結果
ピッタリ系は似合い、フリフリ系は微妙。という感じに。個人的に^^
そしてベビードールが超可愛い!!!!
あまり他のところでは見ないコスプレにしたかったんです!
ベビードールはもうね、なんか普通に服としても可愛いんじゃないかとねアレ素晴らしい
あ、ちなみにこちらを見ていただけるとライルがどんなカッコかわかります(笑)
ベビードールコス

リクエストありがとうございました!
なんか超ノリノリで書いてしまいました楽しかったです!^^

ちこ様、こちらこそ超マイナーなCPのグダグダサイトに足を運んでいただいてありがとうございます!


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