*Recycle U*
蛍の死骸様に捧げます
*二期、ニール生存設定
*ライルがとことん可哀相
*それ程でもありませんが暴力表現とエロがあるのでご注意
許せる方のみど〜ぞ
「ライル!ライルッ!!」
小型艇だった鉄屑が浮かぶ宙域で、ニールはひたすら叫んだ。
叫ぶたびに激痛が襲い、焼けるような痛みと共に血を吐き出す。
「がっ、がは!はぁ、う、あ゛…ライ…ル…!」
『ニール!落ち着け!』
「うるせぇ…ライルを…探すんだ…」
刹那からの通信を切断し、ケルディムはまたふらふらと辺りをさ迷い始めた。
「…ニール…ぐ、はっ…」
刹那の口端からも血が流れ出る。
乱暴にそれを拭い、さ迷うケルディムの腕を無理矢理掴んだ。
「離せ!刹那!!」
『一旦戻ろう、ニール』
「ふざけんな!ライルがサーシェスに連れて行かれたんだぞ?!」
『必ず取り戻す!!』
刹那の声に、ニールがビクりと肩を震わす。
「…刹那…」
『態勢を整えよう。ライルは必ず取り戻す。俺達が、ライルを助けるんだ』
「……あぁ、悪かったよ…取り乱しちまって…」
『問題ない、戻ろう』
「オーケイ…」
ニールはもう一度、残骸の浮かぶ宙に向けて呟いた。
「…ライル」
「ねーねぇ!元気?」
「………」
「あ!ちょっとぉ、無視とかよくない!」
リボンズと似た容姿を持つ少女のような人物が、ライルのベッドの上で足をバタつかせる。
「もー、アンタ、ちょっとは愛想よくしなさいよ!」
ライルの腹の上に乗り上げた彼女は、わしっとライルの頬を掴み左右に引っ張った。
ライルは走った痛みに慌てて抵抗をする。
「い゛っっ!!ひゃひふんら!!」
「おっ、喋った!リヴァイブー!この子喋った!」
「ヒリング…それは喋ったって言うのか?」
「喋ったよ!ね、私はヒリング・ケア、アンタも名乗って」
「……ライル」
「ライル!うん、いい子じゃないさ」
にっこり笑うヒリングに、ライルは毒気を抜かれてうろたえる。
「こんにちわ、ライル・ディランディ。私はリヴァイブ・リバイバル、イノベイターです」
「…っ?アンタ…」
「おや、気付きました?私と同じ顔を見たことがあることに」
「…アニュー…」
「フフ、彼女も私達と同じ、イノベイターです。CBにスパイとして送り込まれた私の番ですよ」
「アニューが…」
「ね、そんなことどうでもいいからさ!ライル、一緒に遊ぼ!」
「……は?」
「こないだ人間がやってたトランプっての気になって、でもリヴァイブも誰もやってくんないのよ!アンタならやってくれるよね?今持ってくる!」
そう言うと、ヒリングはさっさと部屋から出て行ってしまった。
「まぁ、ああいう性格です。気にしないで遊んでやって下さい」
「……意味、わかんねー…」
「貴方の価値は、いかに私達を楽しませることが出来るか、ということですよ」
睨みつけるライルに、リヴァイブは微笑む。
「無駄な抵抗は止めた方がいい。大人しくいい子にしてなさい。そうすれば中々いい生活を送れると思いますよ」
「最悪だ…俺が何をしたってんだ…!俺はただ、CBを抜けただけだろうっ…」
「捨てられた、の間違いでしょ?どうせ地球に戻ったって居場所はない。カタロンはほぼ壊滅状態だから」
「なっ…!」
「知らなかったんですか。カタロンは散会して、今や組織として成り立ってません」
「そん、な…」
ライルは絶望を感じて、目を伏せた。
同胞の顔が次々に浮かんでは消えていく。
「…くそっ…」
「ふふふ、いいですねその顔。好きですよ」
「…変態野郎が」
気味が悪い程綺麗に微笑むリヴァイブを、ライルは力なく睨みつけた。
あれから数週間、なんとかここから逃げ出さなければとは思うが
アリーに襲撃された際に負った傷が治らない。
あばらを折っていたり、脇腹が軽くえぐれていたり、太ももに破片が刺さっていたりと
死んでいてもおかしくないような怪我をした。
アリーは恐らく死んだら死んだで、と思っていたに違いないとライルは考える。
「ちくしょう…後はあばらか…」
骨折が完治するには時間が掛かる。
普通なら再生ポッドに入り一日で退院、なのだが彼らイノベイターはライルを再生ポッドには入れてくれなかった。
「……は、惨めだね…」
それでも、死ぬ気は更々ない。
カタロンは散会していたとしても、まだ彼が生きているならば。
ライルは僅かな希望を胸に、そっとベッドから出てリハビリを始めた。
壁伝いに歩くたび、ズキズキと胸が痛む。
この部屋は無駄に広いからリハビリにはもってこいだろう。
「く、はっ、あ…はぁ、痛ッ…」
大きな扉まで辿り着いたちょうどその時。
扉が開きライルの視界に赤が舞った。
「っ、」
「んん?なんだぁ?もう動けンのかよ。脱走でもしようとしてんのか?」
「……違う」
ライルに怪我を負わせた張本人、アリーがニヤニヤと歪つな笑みでライルを見下ろす。
「じゃあ、なにしてんだ?」
「アンタには関係なっ」
アリーがライルの髪を掴み思い切り顔を上げさせた。
身体中に痛みが走って出かかった悲鳴を殺す。
「まぁ大方リハビリってとこだろうなぁ。でもよぉ、まずはベッドの上で出来るヤツから始めんのが普通だぜ?」
「し、るかっ!俺の勝手だろっ、痛づッ…離せよっ」
「仕方ねぇからベッドまで運んでやるよ」
言うや否やアリーはライルを荷物のように担ぎ上げた。
圧迫されたあばら骨が痛み、ライルの口から悲鳴が漏れる。
「いあああ!づ、うあっああ!」
「うっせぇなぁ」
アリーは喚くライルをベッドに放った。
その衝撃も、尋常ではない激痛を呼びライルは身体をくの字に曲げもがき苦しむ。
やっと激痛が治まってきて、涙に霞む瞳が虚ろにさまよった。
「ぁ…か、はっ、はひ…はぁッ…」
「……落ち着いたかよ?」
「は、っは、て、めぇッ…!」
「まだ治ってねぇんだろ?痛そうだなぁ」
「ッ、く…」
「くく、くははは。いいね、やっぱその面が一番そそるぜ」
「……は?」
言われたことが理解出来ない。
ライルは間抜けな声を漏らし、訝しげにアリーを見上げた。
「んじゃ、リハビリ始めっか」
「なに、」
アリーの兇悪な笑みに寒気が走る。
咄嗟に逃げようと上半身を起こすが、アリーの腕がそれを阻止した。
ベッドは柔らかく、衝撃を吸収してくれたおかげで先程のような激痛はなかったが痛みに息を詰める。
「つっ…に、しやがっ?!」
「リハビリだよ。ベッドの上でできる運動なんて、一つっきゃねぇだろぉ?」
アリーはライルに跨がり楽しそうにシャツに手をかけた。
力任せに左右に引かれたシャツは、ボタンが弾け飛びあっという間に服の役目を果たさなくなる。
ライルの白い肌の痛々しく変色した部分を覆うように、包帯が巻かれていた。
「…な、てめっ、ふざけんな?!なにしようとっ、痛ッ」
「んな大声出したら傷に響くぜ。いい子にしてな」
アリーは屈み込みライルの首筋に顔を寄せる。
動脈の上に舌を乗せ、ゆっくりと舐め上げた。
その感触にライルは全身を震わせ、唐突に起きた出来事にまだ思考が追いつかないでいる。
「ッ…、ぃ」
首筋を這い上ってきた舌が耳に到達し、卑猥な水音を立てながら耳の穴に侵入した。
「ヒッ…!や、やめ、」
「止めねぇなぁ」
耳にばかり意識が向いていたせいか、アリーの指が下半身に伸びたことに気付かなかった。
唐突にズボンの上から性器を撫でられ、ライルの身体は魚のように跳ねる。
「ひぁッ?!!」
快感と痛みが同時に襲ってきて、ライルの思考はどんどん乱れていった。
暴れれば激痛が走るし、でも暴れて逃げ出したいというジレンマに苛まれる。
「大人しくなったじゃねぇか」
「ッ、く、ぁ…いッ!」
「…ん、ハハッ!リサイクル品だが、こっちは新品みてぇだな?」
アリーはズボンを床に放り投げ、両足を広げさせて指を後孔に這わせた。
濡らしてもいないソコに無理矢理指を押し込む。
「いっっってぇ…!やめ、ろっ…!」
「こっちが新品なのはちっと面倒だが、まぁそういう楽しみ方させてもらうか」
「や、クソッ!やめろよ!」
「大人しくしろっつってんだろ!」
アリーは包帯の上に拳を強く押し付けた。
声が出ない程の激痛にライルは目を見開き固まる。
「そうそう、そうやってジッとしてろ」
体内を蠢く指と、肌に這う舌の気持ち悪さに耐え、ライルはグ、と奥歯を噛み合わせた。
「ハッ…!好きにすりゃあいい。てめぇなんざに何されたって、痛くも痒くもないね…!」
痛みと嫌悪感に脂汗の浮かぶ額で何を言っても無駄だろう。
だがこれは、ライル自身のプライドを護るための言葉だ。
アリーは更に口角を上げ、ライルの唇に噛み付くようなキスをする。
「せいぜい頑張りな。もっと俺を、楽しませろ」
ベッドに伏せたライルは、血の滴る口端を歪つに上げ、扉へ去って行くアリーを睨み据える。
「…覚えてろよ…クソ野郎…絶対、」
―殺してやる
どれほど蹂躙されようと、ライルの瞳が力を失うことはなかった。
「ラーイル!遊んであげるー!」
大きな扉を勢いよく開き、薄緑色の髪を揺らして飛び込んできたのはヒリングだ。
そんな彼女をライルは静かに迎え入れた。
「今日は何を?」
「オセロよ!」
「地味だなぁ」
ライルが過ごす一日の中で、一番穏やかな時間。
彼女はイノベイターの中でも一番ライルに興味を持ち、よくこうして遊びにやってくるのだ。
イノベイターのリーダー的存在であるリボンズは、最初の日以来二度程しか会っていない。
彼がライルに何かすることも、何かをさせることも今のところはなかった。
『ありがたいことだね』
彼が自分を生かし続けているのは、何か理由があったとしても、自分は生きている。
ならば、チャンスはある。
「ちょっと!次アンタの番だよ?」
「あ、悪ィ」
「やぁね、人間てすーぐぼうっとしちゃってさ!」
「どこに打とうか考えてたんだよ」
「あはっ!考えたって同じだよ、アンタはアタシに勝てないもんね」
「…へぇ」
―それはどうかな、イノベイターさんよ。
ライルは静かに、ゆっくりと牙を研ぐ。
いずれ来るその日に向けて。
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蛍の死骸様に捧げます!!!
本人様に限りお持ち帰り自由です。
テーマは“Recycle”の続きでした!
続きのネタはあるようでなかったので、苦戦!!
とにかくイノベっ子達と絡むライルと、アリライで蹂躙が書きたかったのです。
そしてまた続くような感じですが続きは考えてません!!!(万死)
このお話のライルは兄さんに対する自分が嫌いなので、最初からCBに頼ろうとか考えてません。
ましてやCBが助けに来てくれるかも、なんて微塵も考えてません。
自分でどうにかして地球に帰って、カタロンと、というかクラウスと共に戦おうと考えてます。
ナナメに生きてきたせいか自分に対する仕打ちの酷さなんかには慣れたもんです。
自分を守る術を知ってる子^^
そしてアリーはそんな強がりな子を虐めに虐めぬくのが大好きな変態^^
リクエストありがとうございました!
なんだかグダグダになってしまいすみません!
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