*三つ巴*
*パラレル設定
*ニルライ、クラライで、3P
許せる方のみど〜ぞ
「よぅ、クラウス」
「やぁ、ライル。さぁ、上がって」
人の良さそうな甘い笑顔で、俺を部屋に迎え入れる男の名は―クラウス・グラード。
俺の最愛の弟…ライルの親友だ。
「久しぶりに休みが取れたから、君とゆっくり二人きりで話をしたくてね」
「ハハ、やっぱ政治家さんは忙しいかー」
「あぁ、半端ない忙しさ
だな」
出されたビールを飲みながら、クラウスに話を合わせる。
クラウスに関する情報、ライルの態度、全て念入りに調査した結果がコレだ。
ざまぁみろ、お前は俺がライルじゃないって気付かないじゃないか!
「ライルも、お兄さんとは仲良くやれているのか?」
「え、あぁ。まぁ…普通に」
「そうか…前に会った時は、二人で暮らせるのか不安だと言っていたからな」
「……幸せだよ、俺」
ありったけの愛情を注いでるんだ。
ライルはいつも悪態ついてばかりだけど、照れ隠しだってことくらいわかってる。
毎日毎日が幸せなんだ。
なぁ、だからさ。
頼むよ、ライルをとんないでくれよ。
「ライルは、お兄さんのことを愛しているよ」
「え?」
「だから…こういう悪戯は、良くない」
「…………………ぇ?」
切れ長の瞳が、剣呑な光を灯す。
気付いた時にはソファーに押し倒されていた。
「んなっ…ちょ、なんだよ!どけよ!」
「君はライルじゃないな、噂のお兄さん…ニールだね」
クラウスは相変わらず優しい笑顔で、瞳だけは笑わずにそう告げる。
背筋が冷えた。
「…俺、は、ライルだ」
「嘘はいけない。お仕置きが必要かな?」
「な…わ!」
首筋にクラウスの舌が這う。
両手首を掴まれたまま身動きがとれず、情けなく足をバタつかせるが効果はなかった。
「やめろ馬鹿野郎!酔ってんのかてめぇ!」
「酔ってない」
「ざけんな!っ…く、やめろっ…」
「じゃあ、君は誰だか白状するか?」
耳の中を舐める舌先に耐えかねて、首を縦に何度も振る。
漸くクラウスが離れて、剣呑なままの瞳に見詰められた。
「…ッ、くそ、あぁ、ニールだよ!」
白状すると、クラウスはにっこりと嬉しそうに笑う。
「いい子だ」
「〜っ…クラウ、ス」
「なんだい?」
「も…ライルと親しくしないでくれよ…」
「…彼は私の大切な友人だ」
「やっと会えたんだ!やっと二人で生きていけるんだ!なぁ、俺からライルをとらないでくれよ!」
必死で訴えた。
クラウスはじっと俺を見詰めたまま口を開かない。
「ライルは俺のだ、楽しそうにお前の話をするライルは嫌だ…!」
「…ニール、ライルは個人だ。君だけのモノではないよ」
「わかってる!でもお前はっ…お前だけは駄目だ!!」
「……それは、私が過去にライルと関係を持っていたからか?」
「っ…!」
「私はライルを愛していたよ。だから身を引いたのに…君は私から彼の友人という立場まで奪いたいのか」
「…あぁ、そうだ。最低な奴だろ。でも、ライルだけは…」
お互い譲る気配がなく、ただ睨み合う時間が刻々と過ぎる。
そんな沈黙を破ったのは
「クラウスー?」
明るい、声だった。
ギシリと身体が硬直する。
俺より少し高めのその声の持ち主は、ライルだ。
目の前のクラウスもハッとしたように前を向く。
「鍵開いてたから……クラウス?」
「…ライル」
傍までやってきたライルが目を見開いた。
「兄さん…?!」
「ライル、待て、落ち着いて」
「なにが?!なんだよコレ!なんで!!」
「ライル違う!聞けっ」
「だから意味わかんねーよ!慌てる方が怪しいっての!!なんだよ!アンタら、俺に隠れてっ!」
クラウスが俺から離れライルの肩を掴む。
俺も慌てて起き上がった。
「信じらんねぇ!クラウスはっ…兄さんは!俺のっ…」
「ライル、違うんだ。君が考えたようなことはない」
「やだ、やだ。やっぱりクラウスも兄さんがいいんだ。兄さんはいつも俺の好きなものとるんだ」
「ライル!」
間近で見たライルの翡翠の瞳が、涙の膜を張りながら揺れる。
「…俺は、二人とも失いたくない」
呟いた声音は冷たかった。
ライルの目が据わる。
ライルの中の“何か”が切れた瞬間だと、すぐに察した。
「らっ…んぅっ」
唐突にクラウスの唇に噛み付き、貪るような激しいキスが始まる。
驚きから思考停止してしまった俺をよそに、クラウスの両手もライルの頬を挟んだ。
「んっ、ん、あ…んぅ…」
「らい、る…ん」
「く、んっ」
「……っ、ちょっと待て!なにしてんだ!!」
「に、さんは黙ってろよ…!あっ」
「ライル…」
「ぁん…くら、うすぅ…兄さんより、俺のがいいって…わからせてやるよ…」
にやりと笑うその顔はあまりに妖艶で、頭の芯が痺れる。
目の前で繰り広げられる光景にフラフラした。
「や、あ…くらうす…」
「大丈夫だよライル…私が愛してるのは君だ」
「んっ、あ!」
ソファーに倒れ込み、徐々にあらわになっていくライルの白い肌と、増す水音に
俺の理性も音を立てて崩れる。
「ライルッ…!」
「ん!あっ?」
「ライル、違う。俺も愛してるのはお前だけだ…」
「…ほんと?」
「本当だ」
キスをすると、すぐに舌が差し出された。
「んっ、ん、にいっ…」
「ライル、ライル」
「ん、んぁっ!ま、やだクラウスっ」
「誘ったのは君だろう」
「あ…ひゃ!兄さん!」
「愛してるよ、ライル」
俺達二人に上から下からくまなく愛撫を施され、ライルは半分パニックに陥ったように喘ぎ続ける。
「や、だぁっ…んなっ…無理っ、ひ!」
「もうイきそうだな」
「しゃ、べんなっ」
「らいる、こんな奴のことはどうでもいい。俺の相手して?」
「あ、んぅぅ」
「こんな奴、か…些か傷付くな」
「んん!あ、ふっ」
ライルの身体がびくりと跳ね上がり、悲鳴は俺の咥内に飲み込まれていった。
唇を白濁で汚したままのクラウスが、乳首に吸い付く。
「んー!!」
「気持ち?ライル…」
クラウスが吸い付いていない方の乳首を指先で捻ると、首を振って涙を散らした。
ちらりと下を見ると、クラウスの指がライルの中を弄くっている。
一度達したのにまた頭を擡げたソレに指を絡めた。
「ひぁぁぁ!だ、め!やだぁっ…!やめ、あ、あっ、あぅっ」
「中、ぎゅうぎゅうと締め付けてくるよ」
「あれ、軽くイったな?もートロトロ」
「い、あっ、いやぁ…きもち、おかしっ…なるぅっ!」
身体中の性感帯をこれでもかと刺激され、ライルはひたすら喘ぐ。
飲み込めない唾液を垂らしながら震えるその姿は壮絶に妖艶で、視姦だけでもイケそうだと思った。
「あ、やだ、やぁ…ぁひゃっ、ン、んっ」
「もう挿れていいかい?ライル」
「ん、んぅっ、ほし、ぃ…クラウスぅ」
「てめ…」
「私が先に誘われたんだ、当然権利は私にある」
「……あぁそうかよ」
舌打ちをすると、ライルの涙で潤んだ瞳がこちらを見遣る。
「ん?どうした?」
「にぃさ…の、俺…口で」
「えぇっ?!い、や、あの、えーと」
可愛く提案されて、意味を理解して、激しく動揺した。
クラウスがふむ、なんて言いながらライルを起き上がらせる。
「ライル、四つん這いになって…」
「ぁ…うん…」
「ちょ、え、」
「なんだ、折角のライルからの申し出を断るのか?」
「違っ!でも、ライル…」
「兄さん、早く」
口を開けるライルを見て、ごくりと生唾を飲み込んだ。
意を決して目の前に座ると、すぐにライルの手がGパンに伸びてくる。
「あ、は…兄さんのも濡れてっけど?」
「うる、せ…」
「いいかいライル、挿れるよ」
「ん……あうっ!」
ビクリとライルの身体が震えた。
同時に俺自身も少し強く握られてしまって息が詰まる。
「あ、あ、くらっ……あ、うすぅっ!あ、ひ、」
「ほら…お兄さんがほったらかしになっているぞ」
「あ、あ、あ!ん、あむぅ」
「くっ…は、らいる…」
クラウスが突く度にライルの歯が当たり、それがまたいい感じに刺激になって
すぐにでも達してしまいそうだ。
「ん、んぷ!あ、ぅく」
「は、ぁ、ライル、愛しているよ。私は、今も変わらず君だけを…」
「あ、あっ、ンー!」
「くぅっ…!」
クラウスが中でイったのだろう、ライルは一旦俺から口を離して呼吸を整える。
「は、ふ…に、さんも…イカしてやるな」
途端に強く吸い上げられ、ビクリと身体が跳ねた。
目の前でクラウスがライルの中から出ていく。
先端とライルを白濁の粘液が繋げるのを見て、煽られた。
「ンッ!ぐっ」
口の中でまた大きく育った俺にライルが苦しむ。
えづく寸前の、喉の締め付けが気持ち良い。
無意識にライルの頭を押さえ付け、深く喉をえぐった。
「う、が、ぁ」
「っ…きもち、ライルっ…出るっ…!」
「っ、っ!〜ッ!」
ライルは咥内に吐き出された熱を必死で飲み込む。
「う、ぅ、えっ…」
「はっ…悪ぃ…ライル…」
「ん、ん。らい、じょぶ」
口端を伝い落ちた白濁も、指で掬って舐めた。
白い指先に着いた白濁を赤い舌が舐める嫌らしい光景を直視して、またも下半身が反応する。
それをライルがちらりと見遣り、妖艶に笑うからどうしようもなく恥ずかしくなった。
「にーさん、元気だね」
「っ…しょーがないだろ」
「あぁ、しょーがないよな。クラウスも、まだまだ元気みたいだし」
「は、ライルッ」
クラウスの緩く勃ち上がったものを尻に押し付ける。
「でも、次はコッチ、兄さんにあげるね?」
「え、…わ」
くるりと背を向け、座ったままの俺の上に腰を下ろしてきた。
所謂背面座位というカタチで、俺を中に無理矢理捩込む。
「う、あ、あ、あう!」
「くっ…ライルッ」
「あは、あああっ、にいさっ、は、はいって、くるっ…ぅ!」
「あ、く、すげ、お前ン中、熱ぃっ」
「ラ、ライル…」
「はぁ、はっ、ひぃっ…ちょ、待って、クラ、ス…兄さんの、全部入っ…たらっ、あ、あ!」
ごぷり、と音を立てて俺を収めきった。
ライルは身体を小刻みに震わせ、競り上がってくる快感に耐える。
落ち着くまでうなじや背中にキスをしながら待った。
「ッ…ふ、は…も、大丈夫、クラウス、来いよ」
「あぁ、頼む…」
クラウスを口に含んだのを確認してから、思い切り突き上げてやる。
声にならない悲鳴を漏らし、身体がビクンと跳ねた。
「ンぅ!う、う!」
「く、う」
「ライルッ、好きだ、愛してる!」
「んー、ンッ、にーさ、あぅッ」
フェラに集中出来ないくらい突き上げ、追い立てると、クラウスが笑った。
むっとして見上げると、ライルの頭を撫でながらまた笑う。
「いや、君は本当に独占欲が強いんだな」
「悪ぃーかよ」
「いいや、それほどライルを愛してるんだ。悪くはないさ」
クラウスも、余程ライルを愛してくれているのだろう。
慈愛に満ちた瞳がライルを見詰めていた。
「ク、ふっ…ん、ンゥ!」
「あくっ、は…フ」
「あ、ああ、良いよ、ライル。もっと奥までくわえて…」
粘着質な水音がひっきりなしに響き、そのリズムも段々と早まる。
絶頂が目の前をチラチラして、俺は堪らずライルの肩に噛み付いた。
「ヒッ、あ、ああああっ!!」
「ふく、ゥ」
「はっ…」
自身が弾けるのと、ライルが達するのと、クラウスが果てるのがほぼ同時で、大き過ぎる快楽の波が意識を朦朧とさせる。
呼吸が整うまで大人しくしていると、不意にクラウスに頭を撫でられた。
「っ、なんっ…」
「気を失ってしまったようだから、早く抜いてやってくれ」
「え、ぁ、おぉ」
クラウスがライルを抱き抱え、俺はゆっくりと自身を引き抜く。
二人分の精液が中から溢れた。
「はぁっ…」
「ライルを頼むよ、タオルを持ってくるから」
「ん」
ライルの寝顔を眺めながら考える。
―二人とも失いたくない
ライルの言葉が脳内に響いた。
クラウスは、俺がいない間ライルの支えになっていて、愛し合っていて
そんなクラウスと別れてまで、ライルは俺といることを選んでくれた。
ライルにとってクラウスも俺も唯一無二の存在。
「眠れないのか?」
不意にかけられた言葉にハッとして振り仰ぐ。
「…あんた、優しいよな」
「…えーと、うん?」
「だから、さ、ライルと別れてくれたし、なのに親友として傍にいてくれてっし」
「…優しいわけではないよ。私はただ、ライルが好きなだけだ」
自分の独占欲で、俺はライルからこんないい奴まで奪おうとしてたのか―
罪悪感が沸々と沸いて来て、枕に顔を伏せる。
「…お兄さん?」
「………ニール、でいい」
「…ん、ニール。大丈夫か?飲み物持ってこようか」
立ち上がろうとするクラウスの腕を掴んだ。
その拍子に起き上がって、ライルを挟んで二人、見詰め合う。
「これからも、ライルのことよろしく頼む」
「っ…え、いいのか?」
「お前さん、ライルの話を聞くよりいい奴だったし。任せてやってもいいかなーってな」
「…そうか、ありがとう、嬉しいよ」
「あー勘違いすんなよ、ライルの恋人は俺で、親友兼愛人がお前だからな」
「はは、これはまた複雑なポジションだな」
苦笑するクラウスを引き寄せ、そっと耳元に囁く。
「また、3Pしようぜ」
「っ…!!」
驚きに目を見開く姿に吹き出して、声を殺して笑っていると小突かれた。
「君は、全く…。兄弟揃って気持ち良いことが好きなんだな」
「ん〜?そうかい」
「ライルが、ライルがシたいと言った時だけ、シようか」
「ふふん、当たり前だ。俺らはライル至上主義だかんな」
「その通りだな」
大人しく眠るライルの頬に、二人でキスをした。
目を覚ましたライルに、怒鳴られ噛み付かれ、色々投げ付けられ、泣きわめかれるまで
あと数時間。
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刹ニルライとあんまり変化のないクラニルライ3Pでした!!(爆)
違うのは兄さんがノリノリじゃなかったことくらい…?:;
いや〜クラウス混ぜるの危険だわ。どうしていいかわかんなくなっちゃう!
多分この三人だったら二輪挿しなんかはしないだろうなっていう(笑)
奇妙な三角関係が出来上がってしまってらいるんは悩みます。
でもクラウスもニールもいつも通りに接してくるから、まぁいいか、になります。
流されやすいらいるん可愛い!!^^