*ご褒美*
*二期本編設定
許せる方のみど〜ぞ
もはや拷問だと言えるお仕置きが始まってから一月近くが経とうとしていた。
愛機に施された仕掛けをどうにかすることもできず、今に至る。
最初の頃こそ必死になってティエリアが許すシュミレーション達成率の80%台をキープしていたが
それもどうしても長くは続かず、最近では五回に一回のペースでお仕置きを受ける始末だ。
「うあああっ!やう、ヒッ…やぁっ、あ、ああ!」
『ふむ…貴方には困ったものだ』
今日も今日とてお仕置きを受け、されるがままに喘ぐ。
ケツを犯す異物も、ティエリアの視線も、何もかもが気持ち良く感じてしまい前後不覚に陥った。
男としてのプライドを踏みにじられているのに、どうしようもなく感じてしまうのだ。
「やだぁっ…ちが、うっ…あぁあっ、やだやだぁッ!!」
いくら否定したって、もうダメだった。
「ティエリア、ここにいたのか」
確認したいことがあり、ふらりと探しに来た先は控室。
確かこの時間はライルのシュミレーションだったはずだからとあてをつけて来てみれば、正解だった。
室内に入った途端に耳についたのは艶を帯びた震える声。
「…ッ?!な…」
「刹那、君か。どうした?」
「……こ、この声…」
一瞬誰の声だかわからなかった。
よく聞いてみれば、それはライルの声で。
「あぁ、今ライル・ディランディに罰を受けてもらっているところだ」
「ば、罰?」
「彼にはこれが一番キく。だが最近は慣れてしまったようで…むしろご褒美になっているかもしれない。新しい仕置きを考えねば…」
ブツブツと呟き出したティエリアを唖然と見詰めてから、ティエリアの視線の先にある画面を見遣った。
ケルディムのコクピット内だろう。
たくさんのケーブルに拘束されたライルが、身体を上下に揺すられながら悲鳴を上げている。
苦しげな顔をしているのに、どこか恍惚としていて嬉しそうだ。
「…これは…」
「あぁ、性的な仕置きだな。男としてのプライドが高い彼にはキくと思ってやったのだが…ううむ」
「気持ち良さそうだな」
「刹那もそう思うか?どうしたものか…」
ライルの痴態から目が離れない。
下半身に集まる熱に戸惑い、頭を振った。
俺は、ライルに欲情している。
「…ッ、ティエリア、話があるんだ。これを消してくれ」
「あぁ、わかった」
ブツリと。
ライルの姿が消えれば治まる身体の熱。
しかし芯は未だに熱を帯びていた。
「う、あ…ぐ…歩き、にく…」
ロッカールームは重力オンになっているため、散々酷く犯された身体は悲鳴を上げる。
いまだに中の違和感は消えていないし、足腰が立たない程に揺さぶられたのだ。
「い、てっ…筋肉痛になるっつの……ひ、ンッ!」
中に溜まったローションがぬるりと出てくる感覚に思わず声が出る。
ロッカーに縋り付きソレに耐えていると、背後でドアの開く音がした。
ドキリとしながら振り向けば、そこにいたのは刹那だった。
「ロックオン、大丈夫か?」
「あ、せつな…あぁ、ちょっと疲れただけさ」
「…顔が赤いな。あと、なにか甘い匂いがする」
「ッ!か、顔はホラ、シュミレーションの興奮で、さ?甘いの、俺わかんねーけど、 なんだろな?」
刹那がジリ、と一歩こちらに近付く。
何故か背筋に言い表しにくい感覚が走った。
本能が逃げろと叫ぶ。
だが身体は期待するように震え出し、体温が上がった。
刹那の瞳の奥に揺らめく感情に気付いてしまえば
もう身体は自分の言うことを聞いてなどくれない。
「せ、つな…」
自分でも驚くほど甘い声が出た。
掠れて、欲の混じった声。
耳を塞いで喉を掻きむしりたい衝動に駆られるも、腕は動いてくれない。
「ライル」
「んっ…あ、おいっ…」
距離を一気に詰めた刹那の吐息が耳にかかる。
両肩に添えられた刹那の掌が異常に熱くてそこから溶けてしまいそうだ。
刹那の唇が自分の唇に重なる。
「ンンッ…!」
「ふ…甘い、な」
「あ、ちょっ!刹那お前っ…」
「すまない、ティエリアの仕置きを見て、お前に欲情してしまった」
「なっ…!み、見たのか?!」
「偶然だ。自分でも驚いた。俺の中に、こんな感情があったなんて…」
そう熱っぽく囁かれれば、腰がズクりと疼いて無意識に揺れた。
そんな自分の身体に絶望を覚えつつ、刹那に縋る。
「う、あ…」
「…お前を、めちゃくちゃにしたい気持ちになった」
言うやいなや、刹那が噛み付くように深く唇を重ねる。
元からはだけていたパイロットスーツを乱暴に乱していき、まだ甘い香を漂わすローションのぬるつきの残る素肌を掌が滑る。
ケルディムに内蔵されたあのケーブルが這う時などと比にならない快感が背筋を駆け抜けた。
「ひ、あっ!」
「触れただけで気持ち良いのか」
「あ、やうっ…ちがっ…せ、せつな…!」
「赤く腫れて硬くなっている…痛そうだ」
「ひあああ!」
乳首に柔らかい舌が這う。
ビリリと痺れるような快感に全身が震えた。
「あ、あ、あ…せ、つなぁっ…!」
「はぁ…お前はどこもかしかも甘いんだな。胸やけしそうになる」
「ま、待て、刹那!おかしっ…止めろよ…!」
「止めたくない…」
「アッ、くうっ…だ、めだ…刹那ぁっ…」
「嫌なら俺を殴って止めてくれ。じゃないと俺は…」
「ひッ、うあ!!」
グッと強く股間を握られ、恐怖と快感が頭を支配する。
身体が硬直した隙に、刹那の手は更に深くへと入り込んだ。
首筋を舐め上げる舌、動脈の上で止まった唇がソコを強く吸い上げる。
「いう…ん、ああ…ッ」
「ライルっ…!」
「ん、あっ、せつなぁっ…!ま、待って…くれっ、立って…らん、ねっ…ンンッ 」
ロッカーに背中を預け、刹那に身体を支えてもらいながら座り込んだ。
息つく暇もなく刹那が性急に身体をまさぐってくる。
「あ、うっ、せつなっ…も、もういい…も、いいからっ…」
「…なにが、もういいんだ?」
「ッ…あ、ソコ…解さなくて、も…うぅ…〜っ」
猛烈に恥ずかしい。
恥ずかしいが、これでは生殺しだ。
もう中はぐずくずに溶けていて、今すぐに突っ込んで掻き回して欲しいのに。
「い、いれてくれよ…刹那の…」
「ッッ…!」
「も、我慢できねぇよ…っ!中、掻き回し、て…」
羞恥から溢れ出た涙で前が見えない。
恥ずかしくて恥ずかしくて、ぐっと唇を噛んだ瞬間
「っわ?!」
ガクンと身体がずり下がり、背中を床にぶつけた。
驚きに目を見開くと、足首を掴み高く持ち上げ、その股の間から俺を見下ろす刹那の姿があった。
「あ、せつ…」
「いれたい、ライルの中に」
「っぐ、う」
膝を胸につくほど折り曲げられる。
刹那の目の前に曝された後孔からローションが流れ出る感覚にぶるりと震えた。
刹那の喉が上下する。
熱っぽい眼差しを受け止めながら、近付いてくる唇に期待した。
舌が絡み合い、息を奪い合う。
「んぅ…ン、ふ、っくン…んんんっ!」
なんの抵抗もなく入ってくる刹那のソレに、中は喜ぶように絡み付いた。
「くっ…」
「んぁ、はうっ…うぁあっ…!す、ごっ…あ、あ、あっひ、あぁッ!」
「うっ、あ…ライ、ルッ」
ケーブルや、男性器を模した玩具など比較にならない。
生々しく脈打ち、熱された鉄棒のように熱いソレに、俺は狂ったように嬌声を上げた。
「んああああ!あ、うあ!も、はぁ、んぁぁ!せっ、せつにゃっ…おくッ!おく 、つい、れぇっ!」
自分が自分じゃなくなる感覚。
もう完全にイカれてしまったんじゃないかと、頭の片隅が妙に冷静にそう思った 。
「ん、ああああ!あ、ひう!ぐ、あ、あ!せっ…なぁ!せつっ、うぅ、あ!」
「くっ、あ、ライルッ」
最奥まで届いた時、刹那がぶるりと震えた。
中を満たす熱い液体を感じ、自身も少量の精を吐き出す。
「あ、あひゃ…はぁーっ、はっ、は…」
「…う、はぁ…ライル、大丈夫…か?」
「…あ〜〜…なんか、も…」
身体がピクリとも動かない。
声も無惨なまでに枯れている。
泣き過ぎて腫れた瞼では目を開くのも億劫だ。
「…寝たい…」
「わかった、身体は綺麗にしておく。任せてくれ」
「…はぁ…すき、に…しろ…」
意識が闇へと堕ちていく。
妙にスッキリした気分だ。
無機質なモノに犯されるよりも
どんな感情でも痛いほどにぶつけられ、犯される方が断然マシだ。
認めたくないが認めざるをえない。
俺は刹那の熱に安心したんだ。
それに気付いてからというもの
「タッセイリツ89%!タッセイリツ89%!」
「よぅし、お疲れさんハロ」
「オツカレ!オツカレ!」
ハロを小脇に抱え控室に向かうと、そこには訝しげな表情をしたティエリアがいた。
「今日も問題なく終わったようだな。平均値もどんどん上がっている。上出来だ 」
「そりゃどーも」
「…なにがあったんだ?」
「別に、なにも?教官殿のお仕置きがきいたのさ」
「…………」
じとりと探るような視線が嫌でそそくさと踵を返す。
シャワーを浴びて汗を流し、急いで着替えて向かった先は居住エリアのある一室 。
「よぅ、刹那」
「もう終わったのか?」
「あぁ」
部屋に迎え入れてくれたのは青い制服のガンダムマイスター。
両腕を広げて、目で促される。
自分よりも少し背の低い男のその腕の中に大人しく収まった。
「今日もお仕置きは受けなかったのか?」
「あぁ。すごいぞ、最近は達成率85%以上をキープしてる」
「すごいな、偉いぞライル」
頭を撫でられて、大人げなく甘えるように擦り寄る。
刹那の掌が腰へ降りていき、グ、と尻を握られた。
「ん、あぅ…」
「ご褒美だ」
近付いてきた唇が重なって、舌が搦め捕られる。
瞬間、電撃のような快感が走り抜けて頭の中が真っ白になった。
「せつ、なぁ…」
冷たい無機物に犯されるよりも
暖かい刹那に抱いて欲しい。
あの日以来
達成率が良かった時には、刹那は“ご褒美”と称して俺を抱いた。
「刹那、めちゃくちゃにしてくれ」
「最近彼の成績が伸びているんだが、何か理由を知らないか?」
ティエリアにそう問われ、思わず口端が変に上がる。
それを見たティエリアの目が見開かれた。
「…刹那?」
「…ライルには、鞭より飴の方がいい」
「は?」
「それだけだ」
呆然とするティエリアを置いて、ダブルオーの待つ格納庫へと壁を蹴った。
別の格納庫のケルディムの中では、ライルが必死にシュミレーションを頑張って いるだろう。
俺に
抱いてもらうために
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日記にチラっと書きました、ケルライ続編刹ライの完成です^^
ライルの色香に当てられたせっさんがライルを無理矢理〜な展開です!
ライルは人と関わるのを嫌がって一人でいるくせに
人の温もりが大好きな子だと思います。
ホントは構ってほしいしいじってほしいし抱き締めてほしい!!
ライルは褒められて伸びるタプだ、絶対そうだ!