*甘いお薬*
*パラレル設定
*ニールは不定期な仕事、ライルは商社マン
*媚薬とか玩具とか、結構激しいです
許せる方のみど〜ぞ
玄関を開け、倒れ込むように崩れた身体を慌てて支える。
整わない呼吸と、異常に高い体温と、苦しげに歪められた顔に背筋が凍りつくのを感じた。
「ライル?ライルどうした、ライル!」
ハァハァと荒い呼吸の合間に、何回か俺の名前を呟くが、それきり。
回らない舌にもどかしくなったのか、ライルは俺を引き寄せ唇に噛み付いてきた。
「らっ…」
「にぃ、さ、おね、が、おれ、だい、てっ」
「……え?」
途切れ途切れの言葉を頭の中で繋げ、意味を理解した頃、ライルは自分で服を脱ぎ捨てる。
「おいっ」
「兄さん、熱い、たまんない…助けてっ…」
「ライル…!」
シャツの上からでもわかる程にピンと尖った乳首に、ごくりと唾を飲み込んだ。
ライルは指先でソレを突き、喘ぐ。
「あんぅ、兄さん…触って、これ…兄さんの、指…で」
誘われるまま乳首に指を這わすと、大袈裟にライルの身体が跳ねた。
いつの間にか俺のパンツの中でギチギチに硬くなっていたモノにライルが触れる。
「にぃ、さ」
「っ…クソ、あんま煽んなよ…!」
「あぅっ!あ、あ、きもちぃ、よっ」
「どうしたんだよ、お前。こんなになって…」
「んや、あっ!くす、りぃっ…」
「え?」
ライルの身体を愛撫しながら問い掛けると、聞き捨てならない単語が耳に届いた。
「薬、飲まされ、たっ!接待で…んぁぁあっ!あ、はぅ…逃げて、でもっ…からだあついよぉっ」
「わかった、わかったよライル…」
ちゃんと逃げてきた弟を褒めるように撫でてキスをする。
それだけでライルは甘い上擦った声を上げた。
「あ、あひゃ、兄さん、にぃひゃっ」
「ライル…脱がすから…」
「ん、んぅ」
しがみついていた身体を引き離し、床に押し倒してスラックスを奪い取る。
まさか玄関先でこんなことをする日が来るとは思わなかった。
しかし普段より10倍の色香は放っているだろうライルに欲情し、もう自身は準備万端とばかりに張り詰めている。
「あ、あっあ!!指、もっとぉっ」
「深く欲しい?」
「ん、そぉ、そっ…おくぅ、ぐりぐりって…あぁひぁぁ!!」
薬のせいで理性が飛び、明け透けな物言いをする姿にもキた。
たまらない、このライルは、ヤバイ。
俺にとってはライル自身が媚薬だと、そう思った。
「やら、だっ、あ!兄さん、はやく!いれて、俺の、あぁあっ、も、指やだぁっ」
「無茶言うなよっ…!まだ指でキツいんだぞ」
「いい、いっ、!ね、おねが、いっ…兄さんのいれてぇ…めちゃくちゃに…して、欲しいぃ」
「っ…あぁあもう!後で文句言うなよ!!」
「あっ!あぁぁぁぁああぁ!!!」
「ぜってー明日っ…立てねぇかんなっ…!」
「あひゃ、あぅんっ、きもちぃっ、きもちっ、兄さんの!熱くてっ、あぁっは!」
「〜〜〜っ!」
いい加減、こちらの理性もちぎれる。
膝裏を抱え上げ、肩にかけるとより深く挿入できた。
キツイ態勢にも関わらず気持ちよさげな嬌声を上げるライルにこっちが追い立てられる。
「やぁぁん!!ふか、ふかいぃぃっ!うぁ、はっ!あひぃんっ!」
「きもちっ、か?らいるっ」
「うん、んっ!!きもちぃ、兄さん!にっ、あぁあっ!あひゃんっ」
「くっ、あ、イくっ…」
「あ、あ、あ!あんぅぅぅぅっ」
ドクドクとライルの中に放つと、目の前でライルも果てていた。
乱れきった呼吸をなんとか整え、ライルから抜く。
焦点の合わなかった目がやっと俺を捕らえてニコリと微笑みかけてきた。
「…ん、兄さん。気持ちい、ありがと…」
「ライルッ…!」
「あのな、もっ回、シて欲しい」
じゃれつくようなキスと、可愛いおねだりをされてしまえばもう断る理由もなく。
ぐちゃぐちゃになった身体を男の意地で抱き上げてベッドルームに向かった。
ライルは薬のせいで二度や三度では満足が出来ず、それに煽られた俺もまたガキみたいに快楽を追い続けた。
「あ、はぁぁ…兄さん、も、やだぁ…」
「やだやだ言う割にはくわえて離さねーじゃねぇか」
「あんぅっ…だ、て…あ、もっと欲しいぃ」
ライルの中には今、バイブが入って荒らしている。
何回も突き上げられたソコには弱すぎる刺激らしく、もどかしそうに腰をくねらせ、俺を誘うライルをただ視姦していた。
この際だから滅多にできないことをしようと、思いたった俺も大概アホだ。
「に、さん、にーさぁん…お願い、こっちきてよぉ」
「…だーめ、ほら、自分で動かして、イイトコ突き上げてイイんだぜ?」
「そん、なぁっ…兄さんに、シて欲しいっ」
「だめだって…俺に見せてみろよ、どんな風にされたいのか」
「うぅ…あ、はぁ…」
鈍い音を立てて震えるソレに、ライルはまだ手を延ばしかねている。
実は自分も結構限界だ。
早くバイブを抜き取って自分を突っ込んでめちゃめちゃにしてやりたい。
衝動を、なんとか堪える。
「…やってごらん、ちゃんと出来たら、俺のをやるから」
「っ、は…ほんと?」
「ほんと」
意を決したように、緩慢にだがライルがバイブに手を延ばした。
少しだけ触れて動かすと、ビクリと跳ねて喘ぐ。
「あ!」
「足、開けよ」
「あぁぁ…あう」
反射的に閉じた足が、ぶるぶる震えながら開いた。
自分の手で、バイブを掴み深く深くと動かしている姿は本当にいやらしい。
「あ、う、あぁ、きもちぃ、おくぅ、あ、あっ」
今まで散々渋っていたクセに、前立腺を刺激してだらしなくよだれを垂らし喘いでるライルに少しだが苛立った。
俺のことなど忘れたように一心不乱にバイブを奥に突き立てて悲鳴を上げている。
「あぁあっ、イく、イくぅっ」
「…ダメだ」
「へぁ?あぁあっ?!」
ぶるりと震えたライルの根本を握り締め、射精を阻止した。
やっと俺を映した瞳にニコリと笑いかけ、ライルの手ごとバイブを掴み乱暴に動かす。
「ひぁぁ!や、めっ、あぁあ!兄さん、にぃっ!ひゃうぅっ」
「一人Hに没頭して、俺のコト忘れたお仕置きだ」
「そ、なぁっ!ちが、違うっ!あ、あぁっ!兄さん、してっ…んくぅっ、シてくんなっ、からぁぁ!!」
「そんなにコレがお気に入りか?じゃ、こいつでイかしてやるよ」
「あ、あ、あぁぁっ、うそ、うそぉっ、ああああぁああぁぁぁああ?!!」
思いきり前立腺にバイブを押し付け振動を最大にした。
びくんびくんと身体を痙攣させ、口をわななかせる姿はイった様だったが、根本を握ったままだから、先端から白濁が吹き出すことはない。
所謂空イキというやつで。
快楽に弱い男には耐えられないと言われているソレを、前々からライルに経験させて溺れさせてみたくて、衝動のままに行ってみた。
「うっ、ぇ、あぅぅっ、兄さん、兄さんっ!怖い、なに、これっ…!怖いっ」
「えっ?ライル?」
「うぁぁっ…あぁ、あぅぅぅっ」
「ラ、ライル、ごめん、大丈夫だから、な?」
ビクビクと身体を震わせながら泣きじゃくり始めたライルに思いっきり動揺してしまい、バイブを抜き取り慌てて抱きしめる。
何回背中を撫でてやっても大丈夫だと言ってもライルは泣き止まなかった。
「あ、あっ、うあぁぁっ、あ、うああんっ!」
「ごめん、ごめんライル…俺が悪かったよ」
こんなに怖がるとは思いもしなかったんだ。
考えてみれば元々快楽に弱い身体で、更に媚薬を飲まされていて、何回も致した末のこの所業は
ライルにとっては残酷過ぎたかもしれない。
まだハァハァと荒い呼吸を繰り返していたが、なんとか落ち着いたライルは俺から距離をとった。
「ぁっ、はぁっ…さい、ていだ!」
「あぁ、最低だよな…ごめん」
「しんじっ、らんなっ、あぅ、はぁっ」
逃げるライルの肩を引き寄せてキスをする。
抵抗が徐々になくっていき、くたりと俺に凭れかかってきた。
「…は、ぁ…兄さん…」
「ごめんライル、もう酷いことしないから、許してくれ」
「…………ん、」
こくりと頷いたライルは、背中に腕を回して抱き着き、じゃれるように頬擦りをしてくる。
俺も何回も頭や額にキスをしてやった。
「兄さん、許してやるから…ちゃんと、兄さんので…イかして?」
慌てたせいか多少萎えていた俺のモノに触り、煽るように扱く。
すぐに硬くなった俺に、ニヤリとライルはいやらしく笑った。
「兄さん、意地悪してる余裕なんてなかったんじゃねーの?」
「う……あぁ、ないさ!」
「うわっ?!ひぁぁ!」
押し倒し、今までバイブが埋まっていたソコに熱を押し当てるとすぐさま入っていく。
ぐずぐずに熟れて腫れた中は目眩がする程気持ち良かった。
「う、あぁぁっ…に、さっ…硬っ」
「あれなんかより、イイだろ?」
「ん、んっ!気持ち良い!もっと深く欲しい!」
「やるよ、意地悪したお詫びにたくさんやるから、もう泣かないでくれな」
涙を舐めとり微笑みかければ、ふにゃりと笑う。
愛しい気持ちでいっぱいになって、何回も顔中にキスをしながら絶頂を目指した。
布団の中で青白い顔をしたライルが、じとりと睨みつけてくる。
「……なに、これ」
「なにって…なぁ?」
「なぁ、じゃねーよ。この身体中の痛みとケツの痛みと頭痛はなんだってんだ」
「そりゃ…セックスの後の痛み、だろ」
「こんなんになるまでヤんな!」
どうやら昨夜の記憶が曖昧らしく、まるで俺が悪いみたいに怒鳴りつけられた。
「だから後悔すんなよーって言ったのに…つぅか、誘ったのはお前だ!」
「はぁ?!んな覚えなっ……………ぁ」
硬直したライルは、顔を真っ赤に染めて布団を頭まで被る。
「思い出したみてーだな?」
「っ…うぅ、るさい!兄さんのバカ!」
「はいはい、昨日のライルはそりゃもう可愛かったよー。今も十分可愛いけどな?あぁ可愛い可愛い」
「〜〜っ、黙れぇ!!」
やっと顔を出したので、隙をついてキスをした。
呆然として、くしゃりと顔を歪める。
「…兄さんのバカ」
「ライルバカなの」
「…バーカ」
「はいはい、可愛い可愛い」
頭を撫でて、瞼や額、頬にキスをしてやる。
ライルはとろんと頬を緩めた。
おずおずと俺の右手をライルが握る。
「兄さん、あのな」
「うん?」
甘い甘い蜂蜜のような笑顔で
「大好き」
零れ出た言葉は蜂蜜よりも甘かった。
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枕営業を強要されたライルが逃げ帰って兄さんに縋るお話でしたとさ!
媚薬とかおもちゃとか書けて楽しかった!!
普段のニルライはノーマルなプレイをすると思うけど、どっかが切れるとかなりアブノーマルになるんじゃないかなぁ。