*熱感染*
*パラレル設定
*二人とも十代^^多分高校生
許せる方のみど〜ぞ
行き詰まった。
問題集を睨みながら、全く動かなくなったシャーペンを投げ出す。
「…だめだ、さっぱりだ」
時刻は日付が変わろうとしている頃で、暫く考えてから、立ち上がる。
問題集とノートとシャーペンを手に行き先を隣の部屋へと定めた。
兄ならば、ニールならばこの問題がわかるんじゃないか?
淡い期待を胸に暗い廊下を素足で数歩、ペタペタと歩く。
扉からは光が漏れていて、ニールがまだ起きてることを確認してからノックもなしにドアノブを捻った。
いつものことだ、ニールだっていきなり俺の部屋に来る。
「にーさーん。教えてほしいことがあんだけ…ど」
「へぁ?!う、お、わ!ちょ待っ…!!」
お互い、目線が絡んだまま固まった。
無言の空間に、テレビの中の女の声がする。
甲高い、艶っぽいその声に、俺の瞼が半分降りた。
「…あー…ごめん…」
「…あ、いや…あぁ…」
ニールはベッドの上で上半身を丸めて頭を抱える。
そりゃそうだ、そんなことに興味がない的な態度をずっととっていたのに、目撃された現場はなんとAV観賞。
ニールの新たな一面を発見した俺は、問題集のことよりもそちらに興味が湧いた。
「なぁ、どんなの?」
「……は?」
ニールの机に持っていた問題集らを放り、ニールの隣に腰掛ける。
視線をテレビに向けた途端、ニールに思いきり頭を鷲掴まれた。
「うお?!」
「なななななに見てんだっ!」
「あのな…アンタだって見てんだから見てもいいだろ?」
「えっ…え、あー…だ、けど…さ…あー…あああ」
またしてもガクリとうなだれ頭を抱える。
そんな兄の姿を眺めて溜息をついてから、視線をテレビに戻した。
もうお咎めはなく、たまに横顔に視線を感じるが無視を決め込む。
ニールが見ていたものは、意外にも俺のツボだった。
さすが双子と言うべきか?
女優はたいして好みじゃないが、内容がかなりイイ。
「う、わー…アンタもこんなの見るんだなー」
予想外に煽られた熱に少しばかり困りながら、ごまかすように呟いた。
ニールからの返答はなく、ただそわそわとしている。
次第に兄の様子が意識から逸れ、テレビ画面に夢中になった。
そういや最近抜いてない。
「……ッうあ?!」
唐突に身体を襲った刺激に裏返った悲鳴を上げた。
思いきり振り向けば、真剣な顔をしたニールがいて。
「なな、なっ、にしてんだこの野郎?!」
「え、あ…いや…なんか、窮屈そう、かな?って…」
「なっ…」
ニールが触れた場所は大事なトコロ。
まだ反応なんてしてなかったハズなのに、触れられたおかげでムクリと少しだけ頭を擡げた。
「馬鹿じゃねーの?!やめろ馬鹿!」
「だって、勃ってんじゃん…」
「…!!アンタが触ったからだろぉぉ!!もうマジ信じらんねー部屋帰る!」
「ラッ、ライル!」
がしっと肩を掴まれたかと思うと、同じくらい強くそこも握られてしまう。
「くぁっ?!」
「あ、わりっ…!」
「バ、バカ…手、はなっ…ン」
「ッ…!」
思わずビクリと震え力が抜けた。
そのままベッドに倒れ込む。
「…ライル…」
「はっ…う、いい加減、離せよっ!」
「あ、あのさ!しっ…シてやろ、か?」
「……………は?」
気付きたくなかった、ニールの瞳に宿ったナニかに。
妖しく揺れる瞳と、紅潮する頬。
「…おい?なに考えてんだアンタ。おい?!やめろ!!」
「大丈夫、もう痛くしねーから…」
「違ぇ!そういう問題じゃねぇっア?!」
先程までとは違い、意志をもって動き出した手に一気に熱を上げられる。
「う、あ…やめろ、って!い、今ならまだっ…許してやるから!」
「ライルの、もう完全に勃ってるな」
「く!う、ぅ…触ン、なよぉ…」
急所を掴まれたまま、片腕だけで上半身を押さえ込まれてなす術がなかった。
パンツの中から引っ張り出されてしまったソレは、兄の手の中でビクビクと震える。
「う、ぐっ…くそっ、う!」
「ッ…気持ちいいだろ?」
「ふざけんな変態!なんなんだよアンタまじ信じらんなっ、つ!」
「最近シてなかったのか?先走りすげーぞ」
言われなくてもわかる。
必要以上に粘着質な水音が、ニールが手を動かす度に鼓膜を震わせた。
「もっ…ちく、しょ…!に、兄さん!」
「ん?わっ?!」
溜まった熱が思考回路を犯し、ヤケになった俺はとんでもない行動に移る。
かろうじて自由な足をニールの股間に擦り付けてやった。
「ははっ…なんだ、兄さんも勃ってんじゃん」
「ライルッ、やめっ」
「嫌だね。俺も、シてやろっか?ンッ…不公平、だろ?」
兄の顔から余裕が消えたことに優越感を覚える。
刺激で拘束が緩んだ隙を狙い起き上がり、慌てて止めようと伸びてきた腕をかい潜ってソコを掴むことに成功した。
「うあ!」
「捕まえた!ふふ、兄さん…観念しろよっ」
「ま、待てライル!わか、わかったからイタタタタ!」
「わり、握り過ぎた」
「うう…手、どかせよ…脱ぐから…」
「…んー」
ニールがもぞもぞと自身を取り出しているのを眺め、徐々に熱が抜けてきた頭がサイレンを鳴らす。
俺、なにしてんだろ。
目の前に現れたソレを見て、もの凄く萎える。
バカ過ぎる、AVで盛った兄に当てられて自分までこんな暴挙に出るなんて。
「…うわー…」
「え?ちょライル?なんか元気が…」
「やっぱやめない?バカじゃねーの俺ら…」
「なんで!お、お前がシてくれるって…言った…」
語尾が小さくなり、もじもじとする兄の姿に目眩を覚える。
こうなりゃ色々とヤケだ!
「あぁ、もう。わかった。スるから…ほら」
「…俺も、ライルの」
なるべく意識しないように、目をつぶってソレに触れた。
ヒクリと揺れる熱いソレに、思わず腰が引ける。
「うぅ…」
「はっ…ライル、気持ち、もっと強く握ってくれよ」
「も、バカ。喋んな」
お互いにお互いのモノを扱き上げながら喘ぎを堪えた。
すぐにニールからも白濁が漏れだし、手の動きをスムーズにする。
耳にかかる熱っぽい吐息と、不意に届くAVの女の声に煽られていく。
「く、う、も…にいさ…もう、出そ…ッ」
「………ライル、やっぱ俺…」
「へう?な、に…うわ?!」
目を閉じていたのがあだになった。
再びベッドに転がされ、思いきり両足を持ち上げられる。
ぎょっとして目を見開けば、なんとも芳しくない光景が視界を埋めた。
膝は胸について、両足の間からニールの切羽詰まった顔が窺える。
「なんだよ?!」
「俺はいいから、ライルのこと気持ち良くしたいんだ」
「はぁ?!」
「な、舐めても…いいよな?」
「……ッ?!」
言うやいなや、ニールの顔が股間に埋まり、俺の視界にはつむじが映った。
ビリリと腰を襲った快感に背筋がのけ反る。
「くぅっ!」
「あ、ふ…しょっ、ぱ…?にがじょっぱい?」
「う、バカ、まじバカッ!やめろ!やだやだ!!」
「大人しくしてろよ、噛んじまうだろ」
「うぅ、んぅ!あ、で、でるっ…も、にい、さんっ!」
引きはがそうと必死にニールの頭を押すが、うまく力が入らない腕では効果はなく
ニールが思いきり先端を吸い上げたことによって呆気なく達してしまった。
「う、ン、ぃあぁっ!」
「ッ、ん」
「っ…〜っ、ふ、は…あ、ク、ソ…ッ」
「…たくさん出たな」
「あ、あ、信じら、んね…クソ、やろ…」
「……ライルのイイ顔、もっと見てぇな」
「…は?」
俺の両足を肩にかけたまま顔を覗き込んでくるもんだから、ギシギシと背骨が痛み短い悲鳴が零れる。
折れる、身体やらかくないんだ勘弁してくれ。
「泣いたのか?」
「っ!い、痛かったからだバカ!」
「うそだな、気持ち良くて涙出たんだろ?ヤバイ、可愛い」
「なんなんだよアンタぁ!もうやめてくれよイカれてんのか?!」
「正気だって。ただ、ずっと昔から…ライルにこういうことしたかったんだ」
一瞬、思考が停止する。
ニールの顔をまじまじと見詰め、脳みそが言葉を理解した途端思いっきり表情が歪んだ。
「なに言ってんだアンタ」
「好きなんだよライル。お前のこと、ずっと好きだった」
「ちょっ…う、わ…ま、ンッ!」
眼前に迫ったニールの唇が自分のそれに触れる。
青臭い匂いが鼻をつき吐き気を覚えた。
そういやついさっきまでこの人俺の…
「うわあああああキモイ!」
「お前が悪いんだぞ、いつも呼んでも来ないのに今日に限って来たりするから」
「それはっ、勉強教えてほしかったんだよ!」
「じゃあ最初からそうしろって」
「だだだだってそれはっ…ア、アンタがっ…」
「…も、ちょっと黙ってろよ」
「うっわ?!」
またしても深く唇を奪われ、一瞬にして思考が真っ白に染まる。
我に返ったのは、下半身にもの凄い違和感を感じたせいだった。
「ン、ぐっ?!」
萎えていたモノを再び扱かれ、あろうことかあらぬ場所に指先が触れる。
驚いて身体が硬直した。
やっと唇を離したニールが辛そうに見詰めてくる。
「…な、な、な…」
「力抜けよ。入らねぇ」
「……は、はぃ?」
「中、掻き回したい。絶対イイから、な?」
「なかぁ?!ひっ!」
不意に、達したばかりで敏感になっている先端を強く擦られ力が抜ける。
その隙を狙いニールの指先が侵入してきた。
「う、あぁっ…や、やだ、気持ち悪ッ…う、う」
「すぐヨくなるって」
「なん、それ…お、おゃ、じっ…かよ、アンタっ…」
「もっと深いとこまで、お前を暴きたいんだよ」
「ぃみ、わかっ…う、うう〜」
知識としては知っていたこの行為だが
違和感と気持ち悪さと僅かな痛みが付き纏い、到底気持ち良くなれるとは思わなかった。
ただ扱かれるソレは素直に快感を受け取り、ニールの手の中で成長する。
「や、やだ…もうやだ、にいさん…かんべ、してっ…!」
「…ごめん、もう少しだけ。もう少しだけ付き合ってくれ」
「う、く、うぁ、あッ…」
そう言われ何分経ったのか、半ばヤケになり色々諦めて空を見詰めていると
妙な感覚が背筋を走った。
「あっ?!」
「お?」
慌てて下半身を見るも、なんら変わらず、決定的な刺激を貰えない自身は震えているまま。
今、確かに、なにかを感じた。
ヤバイ、なにかが競り上がってくるような感覚。
「…な、いッッ?!」
「っ!らいるっ」
「う、あ、あ!なに?!ひっ…い、いたっ、い?あつっ…うあッ!」
ヤバイなにかの正体は、強い快感だった。
痛いと感じるほどの快感に、必死で逃げようと身体を捻る。
「だめだっ、逃がさねぇ」
「いぁあ!やっ…ン!にいさっ…やめ、やだぁっ!」
「大丈夫、落ち着け。深呼吸して、俺の指に集中すりゃあいい」
「うあ、アッ、く!む、ううっ、にい、さぁっ…!」
下っ腹あたりをぐるぐる渦巻く熱に途方に暮れた。
ただ熱を発散したくて
どうにかして欲しくて
無意識に縋るような視線をニールに向ける。
視線が絡んだ瞬間
普段穏やかな兄の瞳が、ぶわりと何かを宿すのを見た。
「ひ、う!」
「ッ…く、そっ…落ち着け、俺。そうだ、まだ、ダメだろっ…」
ニールの呟きは脳まで届かず、表情と裏腹に激しくなる手淫に目の前がチカチカと点滅する。
「らいるっ…気持ちいい?」
「うあ、あっ、はぁあ」
「答えてくれよ、な?」
「あ、うっ、あ!にいさ…あ、あ、あ、」
「気持ちいい?ライル」
耳に直接吹き込むように問われ、反射的に首を縦に振った。
思考回路はもうぐずぐすに焼き爛れ、ただ快楽を貪りたいという考えしか浮かばない。
「きも、ち…あ、う、わか、なっ…すご、ッき…きもちいっ…!」
「…そ、か。よかった」
切羽詰まったような呻き声が聞こえ、思わずニールの姿を目で追った。
結果、視界に収められたのは栗色の髪の毛だけで、次の瞬間肩に鈍痛が走る。
「うっ…!く、ぁあッ!」
鈍痛を掻き消すように、ニールの手が俺を絶頂に導き
俺は裏返った悲鳴を上げて果てた。
少しの間意識を飛ばしていたようで、腹部に感じた熱で目が覚める。
どうやらニールが一人でシていたらしい。
「……あ、…」
「はっ、はぁっ…あ、ライ、ル…」
「…あー…うー…なん、か…」
もうどうでもいい。
今まで勉強していた内容も消し飛んでいたし
とにかく怠くて考えるのも動くのも面倒くさい。
ニールに怒鳴る気力もなかった。
「ライル?大丈夫か?」
「…だめ」
「えっ…ちょ…!ごめっ!どっか痛いか?!あ…か、肩噛んじまった…!ごめん!」
「…全身、だる…」
「え、あっ、そか?痛くはない?」
「………ん、ね、む…」
「あ、ライ…」
なにも考えることなく、睡魔に身を委ねる。
最後に視界に映したのは、ぼんやりとだが、微笑んでいるようなニールの表情だった。
「アンタは俺が嫌いなわけ?」
「な?!そんなワケねぇだろ!」
翌日、熱を出して学校を休むハメになった俺に付き合い、兄も休んでいた。
疲労と緊張からくる熱は、身体こそ怠いが意識はしっかりしている。
「こんなひでぇことするやつが好きなわけねぇ」
「だっ…から!好きっ、だから!好き過ぎて歯止めできなくなっちゃったんだって!何回言ったらわかってくれるんだ?」
「でけー声出すな、頭痛い」
「う…ごめん…」
「……はぁ、まさか、アンタにこんなことされる日が来るなんて思わなかった…」
「………すみません…。あ、あのな?ホントはもっとちゃんと…告白して、デートして、それからって…段階踏みたかったんだけど…」
「……なんで俺がOKする前提なんだよ」
「え?!してくれないのか?!」
「アンタの方が頭沸いてんな」
「ライル!」
がしりと両手を握られ、勢い余って頭突きでも喰らうんじゃないかと思うほど近寄られる。
ニールの瞳に情けない顔をした自分が映った。
「好きだ、愛してるんだ。だから、俺の恋人になってほしい」
「ッッ…?!う…」
「絶対に不幸にしないから、頼む。ライル…愛してる」
「………あ、も、頭いてぇ…」
「ライル?大丈夫か?」
真摯な瞳から逃げられそうもなく、体調不良を訴えて解放してもらう。
そっとベッドに横倒され、優しく額にキスを受けた。
「…ま、返事は熱が下がってからでいいよ。昨日は無茶苦茶しちまってごめんな?」
「……………ん。兄さん」
「んー?」
「りんご…」
「はは、了解」
ニールが部屋を出た後、思いきり枕に顔を埋める。
不覚にもドキドキしたとか、きっとこれは熱のせいだ。
……でも多分、またあんな告白をされたら
コロリと堕ちてしまうんだろうなぁ、なんて。
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ひたすらヤってる!!!
兄さんも普通にAV見る人だと思います。
ライルとニールは顔の好みは違うけどシュチュ萌はけっこう一緒だと可愛い^^
今回の兄さんはライルの許可ナシに突っ込むのは絶対ダメなことだと思ってたり。
まだ余裕がある感じですね、ぶっちゃけミジンコ一匹分の余裕しかないですけど^^
なので気持ちよくさせたいだけの兄さんです。
きっとこの後普通にお付き合いが始まります^^