*生きたゴースト*
*二期後、本編設定
*コンプリベストの赤の世界設定込み
*なんだかよくわからない…(爆)
許せる方のみど〜ぞ
あの赤い世界で、あの人と出会った。
あの人は記憶の中と変わらず、穏やかに笑い、話しかけてきて
俺のことを認めてくれた。
やっと…俺達二人は魂の繋がりを修復したのだ。
それ以来というもの
「お帰りライル、お疲れさん」
「…ずっと後ろにいたくせに」
「あらら、気付いてた?」
シュミレーション中ずっと背後に感じる気配。
だてにカタロンで諜報部にいたわけじゃない、気配には敏感な方だ。
たとえ相手がゴーストの類であっても
「しかし命中率上がったなぁ、ほとんど100だろ」
「あんたにゃまだ敵わないよ」
「よく言うぜ」
にへらと笑うニールは、背後の壁を薄く透かした半透明の姿をしている。
右目には眼帯をつけ、ハロの中の記録で見たダサい服を着ていた。
そう、あの日以来、ニールは俺の傍にいる。
半透明の、冷たい身体をして…
「ライル」
「…やだよ」
「なんで?最近シてなかったくせに」
「趣味悪ぃぞアンタ」
シャワーを浴びてパンツ一枚でベッドでストレッチをする俺に、冷たい指先が触れた。
背中を撫でる指先は、的確に性感帯を突いてくる。
「兄さん…」
「ヤろ、ライル」
「…幽霊のくせに性欲あるとか、おかしい」
「そうか?ライル以外には勃たたないよ、俺」
「…そーかよ」
部屋で抜いていたとこを見られたのがキッカケ。
突然背後から触れてきた冷たい指先に熱を奪われた。
「お前に触りたい」
「……早く、済ましてくれよ。明日も早いんだ」
「オーケー。ありがと、ライル」
そそくさと俺の前に跪いたニールは、パンツから引きずり出した俺をその冷たい咥内に迎え入れる。
舌の感触はするものの、唾液の感触はなく、添えられた指先も冷たい。
生きた人間とは全く違うそれらに、ニールは死んでいるのだと、俺に再確認させた。
「うっ…ん、にぃ、さ…」
「声我慢すんなよ?出した方が気持ち良くなる」
「や、だっ…ンッ!く…」
ニールは俺の先端から滲み出た体液を指に絡め、ベッドに上げていた左足を肩にかける。
「う、あっ…」
「わりと久しぶりだから…ちょっと固いな。でももう入口だけで感じる?」
「う、るさっ…!黙、れよッ」
「悪ぃ悪ぃ、怒るなよライル」
「もっ…アンタはしゃべっ…ん、あぁ!」
胎内が熱いせいか、ニールの凍りのような指先の形までリアルに感じてしまった。
激しい違和感が付き纏うこの行為に、俺はいまだ慣れない。
慣れた方がおかしい、だって死者と生者が交わるなんて聞いたこともない。
「は、うっ…んぁ、にいさ…そこやめっ…あ、あああっ!」
「ココが1番感じるくせに。もうぐちゃぐちゃになってる」
「だか、らァッ、しゃ、べっ…なぁ!」
「二人きりの時しか話せないんだ、勘弁してよライル。お前と話したい」
「じゃ、ふつ、にっ…ん、ンンゥ!」
「話したいけど抱きたい。話しながら抱けばいいだろ?」
「や、ぁっ、やだっ…て、ンッ、くぅ!も、兄さん、にいっ…も、いい、からッ、兄さん!」
「まだ慣れてない…。ローションとかないんだから、たくさん慣らさないと」
「や、さっ、き!ぐちゃ…って…言った、だろ!ン、う!」
「お前一人にしてはってこと。もうちょっと我慢な」
「うああ!くう、ふぁ!」
下半身から聞こえる音は充分濡れているというのに、まだ足りないと、ニールはしつこすぎる程の前戯をする。
いつの間にかソコで感じるようになってしまった俺の身体に、情けなくなった。
「う、あ…に…さん…ね、がっ…たの、むっ、よ」
「…我慢できねぇ?」
「ンッ、はや、くっ…」
「…わかった、力抜けよ?」
身体を半分に折り曲げられ、酷く冷たくて硬いモノがソコにあてがわれる。
胎内に無理矢理侵入してくるそれは、鉄パイプとか…玩具とかを想像させた。
「うぁあぁぁっ」
「く、キツッ…」
「か、はっ!あ、あぁ、にいさっ…兄さん!」
体温に馴染まず冷たいままのソレが胎内を行き来する。
酷く奇妙な気分だ。
今俺は、端からみたらどんな姿をしているのだろう。
ゴーストに犯されて…
兄を胎内に感じるたび、これは現実なのかと疑ってしまう。
「あ、はっ、うく、ンッ!うぁ、あ」
「ライル…ライルッ…!」
何度も名前を呼ばれ、冷たい口づけを受けた。
ニールはこうして身体を重ねるたびに、苦しそうな、悲しそうな顔をする。
辛いだけなら、こんなことしなければいいのに。
「にー…る…うっ、あ!」
「あ、くっ…もっ…」
そんなニールの顔を見たくなくて強く目をつむった。
俺の肩に噛み付きながら、ニールが最奥をえぐるように腰を動かす。
電流のような強い刺激に身体がのけ反り、悲鳴のような声がもれた。
「うあ゛!あぁああっ!!」
「っライル…あいして…愛して、たんだ…ッ!」
ニールの悲痛な叫びが、強い快感に震えた俺に届くことはなかった。
「起きちまったか?」
ぼんやりと視界に入る兄の姿。
冷たい掌が俺の頭を撫で、耳たぶを擽る。
「んっ…」
「まだ起床時間には早いから、寝ろよ?」
「……にいさん…」
「ん?」
「…にい、さん…」
「なんだよ」
交わっても、身体に残るのは違和感だけ。
触れ合う体温は冷たくて、汗も、唾液も、精液も…ニールは俺になにも残さない。
「…ライル?」
いつの間にか溢れ出ていた涙に、自分で驚いた。
目の前でニールがぎょっと目を見開く。
「ど、どうした?!腹でも痛いか?!」
「…ちが、」
「怖い夢見たか?」
「…ち、がう…」
「じゃ、じゃあなんで泣いてんだよ…!泣くなよ、ライルッ…」
必死で俺を宥めてくるニールの掌。
最後の記憶と変わらぬ優しい手つきが、更に俺の胸を締め付けた。
「っく…う、ふっ…」
「ライル…」
「す、すき、だよ、にいさ…!おれ、にいさんのこと、すきだった!」
「ッ…!」
「こ、してっ、会えたのだって、傍に、いてくれんのだ、て…嬉し、んだ!だか、ら、だからっ…」
ゴーストだろうと
何も残してくれなくても
…俺が生み出した幻だったとしても
愛してるんだ。
「ず、と…そばに…そばに、いてくれ、よ…っ」
ニールの表情は、涙でぼやけて見えなかった。
「……バカだな、お前は…。俺が離れるワケないだろ?」
「だ、てっ…にいさっ…う、うわ、あぁ、うっ」
「ライル…泣くな、泣かないで。どうしていいかわかんなくなる」
「にいさっ、にいさん!うああ、くっ、うぁっ、あああ」
「…ありがとなぁ、ライル…俺のために泣いてくれて…」
俺を抱き起こして、抱きしめて、優しい掌が宥めるように背中を行き来する。
子供みたいにみっともなく泣いて、呼吸困難にまで陥った。
暫くして落ち着きを取り戻し、ただ呆然と空を見詰める。
「……ライル?聞こえてる?」
「…ん」
「そのまま聞いて」
「…ん」
「俺は、もういない。存在してはいけない存在だけど…ライルは、俺の存在を望んでくれた」
「…ったり、まえ、だろ…」
「…嬉しかったんだ。唯一の心残りだったライルに、こうして触れることが、話すことが、出来る」
俺を抱く腕に力が篭った。
「お前を目の前にしたら、我慢できなくてこんなこともしちまったけど…。本当に良かったのか?とか考えた。
でも、それでも…いつ俺が消えてしまうかわからねーから…」
「っ…にいさっ…」
「大丈夫、俺気付いたんだ。ライルが望んでくれるから、俺はここに存在できる。
俺にとってはお前が全てなんだ。世界なんだ」
「…俺が…」
「ライル、ライルに愛してもらえてはじめて、俺はまた命を得たんだよ」
「にいさんが…いきてる?」
「ライルの目の前にいる俺は、本物だ。ライルと俺にとっては、現実なんだ」
「……げんじつ」
「だから不安にならないでくれ。俺はお前の許可なしに消えたりしないから」
今まで冷たく感じていた掌が、熱を持ったような気がした。
身体を離してニールの顔を覗き込む。
「…兄さん、ずっと傍にいてくれるのか?死んでいても、俺の妄想でも、いなくなったりしない?」
「あぁ、俺はお前の目の前では生きてるし、妄想でもねぇよ。
お前がいらないって言うまでずっと傍にいる。いて、いいんだろう?」
「……ッ、う…にいさっ…」
「なんだよ、まーた泣くのかぁ?泣き虫ライル」
「うっせバーカ!くそっ、ううっ…」
「…ライル」
そっとニールの腕の中に閉じ込められる。
「俺を生かしてくれて、ありがとな」
今日もニールは半透明の姿をして、俺の隣に立っていた。
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書いててよくわからなくなってきたブツです…^^;
幽霊ニール×ライルを書いてみたかった!
あまりにも非現実過ぎてライルはずっと自分の妄想の産物だとか悩んでた、とか。
でもこの兄さんは純度の高いGN粒子のおかげで地味に復活してるんですよ!
ライルにしか見えないし、ライルしか触れないライルだけの兄さんです!
しっかし途中でよくわからんくなってグダグダしてすみませっ…orz