*繋がる想い*
*二期、ニール生存設定
*最終回まで見ていない頃に書いたものなので、矛盾だらけです
*ライルがニールを置いていったなんて…
*まさかライルが寄宿舎にいたなんて…
*ニールにあんなにコンプレックス抱いてたなんて…
捏造も甚だしいです。許せる方のみど〜ぞ
ぐちゅり、と音が鳴る。
なんで、こんなことになってるんだろ……
失踪してしまい15年近く会っていなかった兄に、俺は宇宙で再会した。
兄は酷く驚いた顔をして、次には悲しそうに顔を歪める。
「っ…ライ、ル…」
「兄さん…だよ、な?」
兄は右目を眼帯で覆い隠していた。
ゆっくり頷き、ふわふわと俺の元に向かってくる。
どうしたらいいかわからなくて、少し後退るだけに終わった。
「…ライル!」
「っわ…」
強く抱きしめられ、背骨が軋む。
縋り付くように身体を密着させる兄に、俺はどうしようもなく安堵した。
俺の知ってる、ニールだ…
「…せつな…」
「…あぁ」
「なんでっ…この子じゃなきゃいけなかった…!」
「…俺は…ライル・ディランディだからこそ、ここに迎え入れた」
「なんでお前は…そうやって俺に恨まれるようなことばっかすんだよ…」
「…すまない」
「兄さん…?」
兄は、俺をCBに誘い、連れてきた刹那に向かい力無く責め立てていた。
「…ごめんな、俺はお前を結局…巻き込んだ」
「何言ってんだよ…俺は兄さんに会えて…嬉しいよ…」
本音だ。
俺がどれだけ心細かったか兄さんはわからない。
兄が更に強く抱きしめてくるから、軽く噎せた。
「…ごめん」
「いいけど、さ」
ようやく俺を解放した兄さんは、困ったように笑う。
俺は、私設武装組織−CBのガンダムマイスターになった。
数日が経ち、慣れて来た頃、兄が酒瓶片手に部屋に来た。
「悪ぃ、寝るとこだったか?」
「いや、大丈夫。俺も飲みたい気分だった」
「そっか。………お前さ、刹那達とは…うまくやれてるのか?」
そんなことだろうなとは思ってた。
兄は、俺の立場を心配しているのだ。
他の連中のロックオン・ストラトスは、未だにこの兄だけだ。
「見ての通りだよ」
「……もうちょっとさ、甘えてもいいから…」
「冗談いいなさんな、俺がアイツラに甘える姿、想像できるか?」
兄は苦笑して、それきり黙り込んでただ酒を飲む。
「俺には、さ」
「ん?」
「俺には、甘えて欲しい。つか、こう、お前からもぎゅーっとかさ、色々してきていいんだぞ?」
笑顔で両手を広げる兄に、なんと言えようか。
これしか言えないだろ。
「遠慮シマス」
「ちょっ、えぇ?!」
「遠慮シマス」
「ライル、ちょ、なんで!」
兄はもうだいぶ酔ったようデス。
にじり寄ってくる兄から逃げる。
逃げるけどすぐに壁に肩がぶつかった。
「昔はよくくっついて寝たりしただろ。風呂だって一緒に入った。おはようのキスも」
「だぁぁぁいつの話してんだアンタ!」
「17の時の話だ!」
「うわぁお、だいぶな年齢!14くらいまでじゃなかったか?!」
「俺が勝手にくっついて寝て勝手にキスしてたぞ」
「ちょっと待てブラコン野郎」
聞き捨てならない台詞だ。思わず言葉遣いまで荒くなってしまう。
「風呂…一緒に入りたいな」
「なぁアンタはどこで何を間違ったんだ?いや昔からブラコンだった気もするけど…」
「ライル、忘れてないか?お前のファーストキスもアレも俺が」
「言うなぁぁぁ!!」
忘れたい過去。
年頃の好奇心旺盛な男二人がずっと一緒にいればたまに起きる間違い。
キスはどんな感じなのか、とか。
下半身的な事情とか…。
とんでもない間違いを犯したと今更後悔。
「…ライル、愛してる」
「……兄さん?目が据わってる、ぞ?」
薄ら笑いで眼前まで迫った兄は、その両手を俺の頭のすぐ横につき、壁と体で俺を挟むような態勢をとった。
「ずっと…もう一度触れたかったんだ…」
「ニ……ル」
「愛してる」
鏡を見ているかのように似ている顔が、俺に重なってきても逃げることが出来なかった。
ただ、押し付けられてくる唇を受け入れる。
やんわりと舌で唇を開かされ、侵入を許し、自身の舌と絡まされても動けなかった。
「ん、んぅ、ふっ…」
甘ったるい声が耳に届く。
多分これは自分の声で、時折聞こえてくる呼吸の音がニールのだ。
「ライル…綺麗になったよな…」
「に、さん…酒、臭い…」
「お前もだよ、美味しい」
「んっ、んむ」
「もっと…もっとお前を感じたい…お前と一つになっちまいたい」
そう呟くと同時に、俺の服の中にするりとニールの指が侵入してくる。
「ちょ、なにっ、兄さん待てっ」
「許してくれ」
「やだっ…こんなのっ…ダメだって…ひ」
胸の突起を指先が掠めると、じわっとした感覚が背筋を這い登った。
「ここ…感じるんだよな」
「っ…ッカヤロ…」
「お前もさ、溜まってるだろ?こんなとこじゃやることできないし」
「ニール!冗談はよせ!」
「本気、だ。ライルを愛してるから、触りたい」
「俺たち兄弟だぞ?!」
「しかも双子だもんなぁ、タチ悪い…。けどさ…本気なんだよ」
「ニール…!」
ニールがじわじわと与えてくる快感に、翻弄されていく。
いけないコトだと、頭は警鐘を鳴らすけど
俺も、ずっと大好きだったんだ。
この世界にニールさえいれば良かった。
なのに、それなのに
アンタは俺を置いて行った!
置いて行かれた時の孤独感を思い出した俺は、ニールの腕を振りほどいていた。
激情が溢れ出す。
「やだ!」
「ライル…?」
「ニールなんか信じられない!そうやってまた、俺だけ置いて行くんだ!」
「ライル、待て、落ち着けっ」
「大好きなのはこっちだって同じなのに!もうこれ以上俺に触るな!これ以上好きにさせんな!もうっ…もう、置いて行かれるのは嫌なんだ!!」
情けないほど上擦った声で叫び、膝を抱き、全身で拒絶する。
解されかけた心は、また凍結していた。
「…約束だ、置いてなんか行かない」
「嘘だ」
「嘘じゃない!信じろ」
「嫌だ、嘘だ!」
「ライルッ…!」
頭を抱きしめられ、悲しげな声が頭上に落とされる。
「ライル…許してくれなんて、望まないから…信じて欲しい…俺はもう二度とお前から離れない」
「嘘、だ…」
「嘘じゃねぇ」
「ニールは昔から嘘つきだ」
「……騙してばっかいたよなぁ。でもさ、お前もわかってて騙されてくれてたろ?」
「あれは…ニールがあんまり必死だから…」
「もう一度、騙されてくれないか?今度は、嘘にはしない」
そっと顔をあげると、吸い込まれそうな程澄んだ空色の瞳が俺を写していた。
「…嘘にしたら、どうおとしまえつける?」
「怖ぇなぁその言い方。そうだな…嘘にしないから、わかんないな」
「………ハッ…ハハ…兄さんは頭悪いなぁ」
「お前よりは賢くないよ」
「…俺も、愛してた」
「俺は、愛してる、だ」
「……ん、愛してるよ、ニール」
優しく包み込むようなキスをされて、心があったく溶けていく。
ニールはまたそっと俺の服の中に手を忍び込ませてきた。
今度は、拒まない。
「……いいのか?」
「…やだって言ったら?」
「困る、な」
「くく、困らせちゃ可哀相だな」
「お前はずるいよ全く」
「して…ニール」
俺からキスをすると、ニールは嬉しそうに舌を絡ませて、手を進めていった。
ぐちゅり、と音が鳴る。
朦朧とした頭で、考えるけど
ニール越しに見える自分の足を見詰めてみても、よくわからない。
なんで、こんなことになってるんだろ…?
お互いに想いあってたのがわかって、ニールが求めてきたから、抵抗しなかった。
でもさ、だからってこんな何回もシなくたっていいじゃないか!
「はっ…ぁ、はぁっ…ニ、ル…おれもぉダメ…」
「…もう一回、嫌か?」
「嫌とかじゃな、くて…ん、はぁっ…つか、れた…」
「寝てていい」
「そんなっ…の、ヤだ」
「じゃあ、付き合ってくれ」
「ひぁぁぁ…ニール…も、無理だってぇ…」
「ライルの中、すげぇ腫れて熱くて…たまんねぇ…」
「あ、あ、はっ、ニール!んやぁっ…苦しっ」
「すんな、りっ…入るようになったな」
「や、や、んくぁっ、もっ、お願っ…」
「これで最後、だから…」
出し過ぎてすっかり透明になってしまった精液を、ニールが舐める。
「ライルの全部、食べ尽くしたい」
片目が情欲に濡れて、不穏に光った。
ゾクゾクッ、と、背筋が震える。
ほんとうにたべられてるみたいだ
「ぃあっ、あ、あ!んぁぁ、おく、おくぅ、そんなやだぁっ…ひゃぁっ」
「スキッ…だろ?ほら、こんな締め付けてっ」
「好きなわけっ…あっあぁぁあっ」
「お前がこんなっ、感じてくれ、なんて…思わなかった…」
それは俺もだ。
いくら好きな相手だからって、初めてシてこんなに善いだなんて思わなかった。
双子だからしっくりくるのかな?
それとも俺ってそっちの才能あったのかな?
ニールが上手いのかな?
「あぁあっ、ひっ、んあーっ」
「くっ、うぅっ…らいるぅ…!」
何度目かなんか忘れた。
ニールが俺の中で一際大きくなって、欲を注ぎ込む。
頭が真っ白になってから、数秒、ニールが出ていく感覚で我に返った。
「ぁ、んはぁ…」
「は…ありがと、な。ライル」
「……なにが?」
「なにがって…受け入れてくれてだよ」
「………あぁ…そんなの、お互い様だろ」
「いやだって、俺ずいぶん無茶苦茶やったぜ?」
下半身が鉛のように重たい。
確かに無茶苦茶だ。
でもこの倦怠感は
気持ち良い。
「…好きだよ、ニール」
自然に口元を綻ばせてそう告げれば、ニールはきょとんとしてからなんとも間抜けな顔になった。
驚きとか喜びとか切なさとか罪悪感とか、
色々ないまぜになった顔。
「俺の方がっ…大好きだ!」
「ぐぇ」
勢いよく抱き着かれたせいで色気もなんもない声が出た。
お互い汗だくで気持ち悪いんだけど、ニールの体温と体重に安心する。
瞼が、重い。
「……に、る…」
「…ん、寝ていい。ライル、俺の可愛いライル…おやすみ、いい夢を…」
ニールの願い通り、俺は数年振りに泣きたくなる程の幸せな夢をみた―
「おはよう、愛してるよライル」
夢の続きは、これから愛しい君と描いていくんだ。
「…おはよ、俺もだ…ニール」
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兄さんの想いが爆発しちゃったんです^^
男の子同士って、思春期になるとノリでちゅうしちゃったりしますよねぇ。